autoc-one.jp 記事・レポート 特集 自動車評論家コラム 2011年10月度販売ランキング/松下宏

自動車評論家コラム 2011/11/14 16:27

2011年10月度販売ランキング/松下宏(1/2)

Text: 松下 宏
2011年10月度販売ランキング/松下宏

登録車、軽自動車とも復調

2012年10月の新車販売台数は合計で「381,106台」となり、前年に比べ25.2%増加した。

このうち登録車は、「247,927台」で28.3%の増加、軽自動車は「133,187台」で19.9%の増加だった。また、輸入車は「19,647台」で前年に比べ33.1%の増加、輸入車のうち海外メーカー車は「14,136台」で、前年に比べ35.7%の増加となった。

10月の新車は、東日本大震災の影響による部品の供給不足が解消されたこともあり、全面的に好調な結果となった。

ただ、10月半ばからはタイの洪水による影響が表面化してきたため、11月以降も好調な売れ行きが続けられるかどうか微妙なところだ。

メーカー別の傾向を見ても、登録車については全メーカーがプラスで、特に富士重工や三菱は前年に比べて80%を超え、大幅な増加となった。

軽自動車については、スズキと三菱が減少したが、ほかのメーカーはいずれも伸びている。10月だけで見ると、ダイハツが「52,148台」だったのに対してスズキが「39,265台」と、一気に差が開いた印象がある。

輸入車は、フォルクスワーゲンが日産を上回って首位に立ち、3位のBMW、4位のトヨタ、5位のメルセデス・ベンツ、6位のアウディ、8位のミニまでが1,000台を超える台数となったが、いずれも前年に比べて台数を伸ばしている。

1位~10位:ミラが3位に浮上、プリウスの独走は続く

※()内は販売台数・前年対比

1位:プリウス(29,632台・136.1%)/2位:フィット(22,352台・159.3%)

3位:ミラ(19,918台・133.5%)/4位:タント(10,856台・89.1%)

5位:ワゴンR(10,589台・65.2%)/6位:ヴィッツ(10,009台・158.5%)

7位:ムーヴ(9,960台・88.0%)/8位:アルト(7,551台・96.0%)

9位:カローラ(7,434台・95.8%)/10位:セレナ(6,357台・295.5%)

ランキング1位の「トヨタ プリウス」は前月のような3万台乗せはならなかったものの、3万台に近い台数を確保して堂々の1位。プリウスαの台数が含まれるとはいえ、相変わらず良く売れる状態が続いている。

トヨタ 新型プリウス マイナーチェンジ版(欧州仕様)

プリウスは、一部で報道されているようにマイナーチェンジによる価格アップの噂や、アクア発売により、ユーザーがアクアを選ぶのではないかという点が懸念材料としてあるが、それでもプリウスの首位は簡単には揺るがないだろう。

2位の「ホンダ フィット」も同様に、フィットシャトルを含めて引き続き順調な売れ行きを見せている。

これもフリード&スパイクの新型車がどれくらい売れ行きに影響するかが注目される。

そして、ミライースの販売が本格化したことで、「ダイハツ ミラ」が2万台近い売れ行きを確保して3位となった。

ダイハツは「タント」が1万台を超えて4位、「ムーヴ」が1万台近い台数で7位に入っていて、この3車種で4万台を超える売れ行きとなった。

ダイハツ ミライース

タントやムーヴの台数を落とすことなく、ミライースの売れ行きを上乗せさせたところは凄い。前述のスズキとの差も、ミライースによるところが大きい。

そのスズキは、「ワゴンR」が1万台を超える台数を確保して5位、また「アルト」が8位に入っているものの、いずれも前年に比べると台数を落としており、ちょっと精彩を欠いている様子。

スズキは、現在の商品ラインナップでダイハツにどこまで付いていけるか、あるいはミライースの対抗車種をどれだけ早く投入できるかなどがポイントになるだろう。

ベスト10までの車種はほかに、「トヨタ ヴィッツ」が1万台をわずかに超える台数で6位に入った。前年がモデル末期だったこともあって前年比では6割近い伸び率を達成している。

また、「トヨタ カローラ」がしぶとく9位。カローラの総合9位はこれで3ヶ月連続となった。さらに10位にセレナが入っている。

ミニバンとして唯一のベスト10入りであり、相変わらず日産車で最も良く売れているのがセレナだ。前年がモデル末期だったこともあって3倍近く伸び率になっている。

オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック! オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!