メルセデス・ベンツ ブランドワークショップ 現地レポート(2/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:メルセデス・ベンツ日本
メルセデスのデザインの本拠地を見学
翌日は、まずジンデルフィンゲンにあるデザインセンターへ。
各地域の趣やトレンドがあり、それを反映するため、デザイン拠点はワールドワイドに設けられているとのことで、我が日本にもメルセデス・ベンツのアドバンスド・デザインセンターとバス&トラックのデザイン拠点が設けられている。
だが、こちらはメルセデスのデザイン全体の本拠地であり、将来的なメルセデスのデザインがどのようにして決められていくかを垣間見ることができた。
エクステリアデザインの部門では、現在、約20モデルある量産車に対し、40人のデザイナーが携わっており、ほとんどが2~3のプロジェクトを同時に担当しているとのこと。
インテリアデザインの部門も、膨大な組み合わせから適切なものを選ぶべく作業をこなしており、あまりに複雑なので独立しているという。また、商用車デザイン部門も別に設定しており、Vクラスはこちらに属するとのこと。
さらに、5年や10年先といった単位ではなく、もっと長期の未来像を探っている「アドバンスデザイン」という部門があり、そこでは未来の展望を日夜探求しているという。
続いて、「F800」「コンセプトAクラス」をはじめ、世界の自動車ショーに出展されたいくつかのコンセプトモデルが並べられた大きなホールに移動。それぞれの担当氏より、開発における考えや裏話などが披露された。
中でも、ウニモグのコンセプトモデルの斬新な造形と大きさはインパクト満点だった。
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