トヨタのハイブリッド・スポーツ コンセプトカー「GRMN SPORTS HYBRID Concept II」、SUGOで日本初披露

試作車とは思えないその完成度に圧倒！

6月にドイツで行われた「ニュルブルクリンク２４時間耐久レース」にて、トヨタが世界初公開したハイブリッドスポーツのコンセプトカー「GRMN SPORTS HYBRID Concept II」が、日本でもお披露目された。その会場として選ばれたのが、7月30日・31日にSUPER GT第4戦「SUGO GT 250km RACE」が行われた宮城県のスポーツランドSUGOだ。

GRMN SPORTS HYBRID Concept IIは、GAZOO Racing tuned by MN(GRMN)が手がけたコンセプトカーで、ミッドシップレイアウトと4WDスポーツハイブリッドシステムで構成されたMR-Sベースの2シーターオープンスポーツカーだ。

ミッドシップならではの俊敏な回頭性やV6 3.5リッター+モーターによる圧倒的な加速性能を誇る一方、モーターのみでのEV走行も可能と、スポーツとエコを兼ね備えた次世代に相応しい仕上がりとなっている。

"II"の名の通り、2010年の東京オートサロンに出展されたコンセプトモデル"I"の進化系で、あくまでも改造車然としていた"I"に対し、こちらはオリジナルのデザインをまとって登場した。その完成度の高さは特筆モノで、言われなければMR-Sベースの改造車だとは気付かないだろう。トヨタではこのGRMN SPORTS HYBRID Concept IIはあくまでも純粋なコンセプトカーだと説明するが、ここまで丁寧に進化を遂げて、しかもこうして一般公開までしているとなると、いやがうえにも期待が高まるところだ。

なお当日はこのほかにも、GRMNのコンセプトカー「プリウス Gスポーツコンセプト」や「GRMN iQ Racing Concept」、「ヴィッツ Gスポーツコンセプト」なども併せて展示され、会場のムードを大いに盛り上げた。