トヨタ 最新の安全技術を公開 -トヨタ 東富士研究所 現地レポート-(2/9)

  • 筆者: マリオ 二等兵
トヨタ 最新の安全技術を公開 -トヨタ 東富士研究所 現地レポート-
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世界最大規模を誇るドライビングシミュレーター

事故を解析・検証するには、「人間」の研究が不可欠。

居眠りや脇見、不測の事態に対処する瞬間的な判断力や咄嗟の行動など、ドライバーが事故を起こす際の動作パターンを知れば、事故を回避するための答えが見えてきます。

実際に公道で居眠り運転のテストを行うことはできませんし、テストコース内に市街地の交通環境を完璧に再現することは、物理的にも費用的にも不可能に近いですが、トヨタは2007年に超高精細な世界最大規模のシミュレーターを完成させ、ドライバーの行動の研究がより深く行えるようになりました。

運転席から見える風景は360度ビューとし、視覚面で運転をリアルに再現するだけではなく、アクセルやブレーキ、ステアリング操作に対するクルマの反応や音、加減即時に感じるG、車体の揺れや乗り心地、障害物に接触したときの衝撃など、ドライバーの五感で感じる要素のすべてがリアルに再現されているので、心身ともに実際の運転中と同じ状態をテストすることが可能となっているのです。

直径7.1mの球体の内部には実車のレクサスLSが設置され、傾斜装置や振動装置を作動させながら、縦35m、横20mの範囲(これが世界最大級)で移動することで、あらゆる運転パターンで得られる乗り味を再現します。

実際に乗ってみると、ブレーキペダルから足を離して発生するクリープ走行状態から、実車に極めて近い感触が得られたことに驚きました。加速時のトルク感やフロント部分が浮き上がる感触、旋回時のロール感なども実にリアルであり、模擬運転であることを忘れさせてくれるほどです。

先行車や対向車のグラフィックは、グランツーリスモなどのゲームのほうがはるかにクオリティが高いですが、Gや車体の揺れ、振動などのフィーリングはテレビゲームでは絶対に得られない部分であり、ゲームとは比較にならないリアリティに溢れた運転を味わうことができました。

ただ、車体のピッチングやロール感はやや大きめであり、ステアリングのゲインはやや低めだったので、現行型のレクサスLSというよりは、3世代ぐらい前のクラウンのような乗り味だったと報告させていただきます。

乗り味の個性はともかく、このシミュレーターなら居眠りや脇見などの運転意識の低下状態をはじめ、極度の披露や体調不良、飲酒した状態まで、実に様々な運転をノーリスクでテストすることができ、プリクラッシュシステムなどのアクティブセーフティ性能の向上に大変役立っているようです。

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筆者マリオ 二等兵
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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