autoc-one.jp 記事・レポート 特集 エコカーの真相 エコカーの真相/第五回 究極のエコカー・バックヤードビルダー、英タービンカーと日本・タケオカ自動車工芸

エコカーの真相 2011/5/31 13:16

エコカーの真相/第五回 究極のエコカー・バックヤードビルダー、英タービンカーと日本・タケオカ自動車工芸(1/3)

エコカーの真相/第五回 究極のエコカー・バックヤードビルダー、英タービンカーと日本・タケオカ自動車工芸

バックヤードビルダー。その語源は、英国の小規模自動車メーカーだ。

「ロータス」「モーガン」など1950~60年代にカーレース(当時はモータースポーツと呼んでいない)で名を馳せた個人商店が、手作り車を市販するようになった。

「クルマ好き、趣味が高じて、メーカーになり」ということだ。

こうしたモノ作りに対する姿勢は、ビル・ゲイツ(Microsoft)、マイケル・デル(DELL)などコンピュータ業界でも同じだ。

最初は皆、裏庭の掘っ立て小屋や自宅ガレージから出発したのだ。

英国政府の方針を説明する関係者

そのバックヤードビルダーの本家・英国で新しいトレンドが生まれている。それが、英国政府が推進する「Low Carbon Automotive(低炭素型自動車産業)」戦略だ。

主導する省庁は、BIS(英国ビジネス・イノベーション・技能省)。

BISは2007年、TSB(テクノロジー・ストラテジー・ボード)という組織を作り、国費を投入した様々な研究開発を、既存の英国自動車産業各社を通じて開始した。

そのメンバーのなかには、「コスワース」「イルモア」「プロドライブ」などF1、WRC、インディカーで御馴染みのトップエンジニアリングメーカーも含まれている。

だが、どうして英国が今、低炭素型自動車をプッシュしているのか?その理由は「英国が世界自動車産業界のなかで埋もれている」からだ。

自動車産業でも、英国の代名詞であった超高級車「ロールスロイス」⇒独BMW、さらに、

「ミニクーパー」⇒独BMW

「ジャガー」⇒インド・TATA

「ランドローバー」⇒インド・TATA

「ロータス」⇒マレーシア・プロトン

「MGローバー」⇒中国・上海/南京汽車

など、古き良き英国メーカーの経営権利はいま、英国外に散らばってしまった。

世界各国がこぞって、「伝統的で紳士的な高級品の英国イメージ」に対し投資しているのだ。

そうしたなか、英国政府は考えた。

「このままでは、英国自動車産業界の本質が崩れてしまう。だからこそ、いま、原点回帰が必要だ。そうだ、バックヤードビルダーの精神を今一度、取り戻そう」、と。

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