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モーターショー 2011/4/26 11:02

上海モーターショー2011 モノマネは終わった!?これからは高級志向の中国市場(2/2)

Text: 竹岡 圭
上海モーターショー2011 モノマネは終わった!?これからは高級志向の中国市場

偉そう感!?がウケてる中国の現状

そんなこんなで、海外勢がメチャクチャ目立っていた2011年の上海モーターショーなのだが、もうひとつ気づいたのは車種がだいぶ変わってきたということ。

以前はセダン一辺倒、それもロングホイールベースセダン一辺倒だったのだが、今回は海外勢も中国民族系も、SUVがメチャクチャ増えていたのである。

サイズも大型のものから、コンパクトなものまでよりどりみどり。

この理由を尋ねたら、かなりユニークな答えが帰ってきた。

「街中を走っていて、例えばアウディなんかの高級輸入車とすれ違うと、やっぱり引け目を感じます。これを見返すには、アイポイントの高いクルマに乗ればいいんじゃないかと思う人が多いです!まぁ実際ゴチャゴチャした狭い道も多いので、アイポイント高いほうが運転しやすいっていうのもありますけどね」とのこと。

価格で見上げっぱなしな分は、実際上から見下ろせというワケ。

だったらサイズ的にも大きいほうがいいのでは?と思ったが「最近は運転する女性が増えてきたので、コンパクトなモデルの需要が出てきました。もちろんあまり大きなフルサイズのSUVは、入れない道がたくさんあるという現状もありますけど」というお答え。

また、中国では一人っ子政策も行われているので、上海のお金持ちの子供は高級コンパクトSUVを親に買ってもらうからという理由もあるそうだ。

その子供たちには、スポーツカーやスポーツコンパクトハッチバックなんかも人気が出てきているらしい。

そして、今回もうひとつ驚いたことは、痛車が展示されていたということだ。しかも携帯電話の電池でお馴染みのビッグメーカー、BYDのブースに堂々と展示されていたのである。

最初はかなり驚いたが、よく考えて改めて周りを見渡してみると、洋服にしろ小物にしろ壁紙にしろ、柄だったり刺繍が入っていたりと、無地のものが少ないように思う。今回は自分用のお土産として、シルクのストールを買いに行ったのだが、無地のものは皆無だった。

もしかしたら、何かしら絵をつけるということに抵抗がないというよりも、大歓迎なのかもしれない。次の北京モーターショーでは、痛車がズラリと並んでいるなんてことも考えられなくはないのだ。

ちなみに今回の上海モーターショーは、ニューヨークモーターショーと日程が被っていたのだが、実は日本メーカーのワールドプレミアはほとんどがニューヨークで発表。

上海で発表されたのは、インプレッサXVコンセプトと、ティーダのハッチバックぐらいのものだった。

日本メーカーのクルマは、中国よりアメリカの方が需要が高いということなのかもしれないが、日本メーカーにしたって中国市場は見逃せないポイントのハズ。

今や世界的に有名になった秋葉原のオタク文化が、日本を救う鍵になるかもしれない。

たったの4年でガラリと様相が変わってしまった上海モーターショー。来年の北京モーターショーがガゼン楽しみになってきた!

筆者: 竹岡 圭
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