アライモータースポーツ 氷上走行会2011レポート/マリオ二等兵(2/4)
- 筆者: マリオ 二等兵
- カメラマン:マリオ二等兵
今回はなんと!「三菱 RVR」で氷上走行に挑戦するであります!
アライモータースポーツ主催ということで、どうしても参加者のスバリスト比率は高くなるのでありますが、もちろんスバル車以外で参加すると肩身が狭くなる、なんてことは微塵もありません。
また、サーキット走行会と違って、スポーツモデル以外の何のヘンテツもない実用車で参加すると恥ずかしい・・・という類いの心配もまったく御無用!
今回マリオが参加した1月31日は、ランエボ、RX-7、ポルシェ・ボクスター、ホンダ・トゥデイ、スズキ・スイフトスポーツ、トヨタ・カリブなど、実にバラエティに富んだ顔ぶれが揃いました。別の日には、なんとエルグランドやエクストレイルも来ていたようです。
今回マリオが乗って来たのも愛車の初代インプレッサではなく、実は三菱RVR。
自分の場合、スバルのAWD車(といっても厳密には5種類もありますが)で氷上走行を行った経験はあるので、今回は三菱車の4WD性能がいかほどのものであるのかをチェックするため、あえてRVRを選んだのです。
RVRに搭載されるのは、電子制御のアクティブ・トルクスプリットタイプの4WDシステム。2WD固定/2WD-4WD自動切り替え/4WD固定の3つのモードが選べます。装着されたスタッドレスタイヤは、ヨコハマの「アイスガード・プラス」でした。
走行会は2班に分かれ、30分交代で4~5本走ることができます。まずは、2WD-4WD自動切り替えモードでアタック開始。当然ながらESP(横滑り防止装置)はOFF状態ですが、前輪が空転した瞬間から、絶妙なタイミングで後輪にトラクションがかかるため、RVRは実に安定した姿勢を保ってくれました。一般道を普通に走る分にはこれでも十分でしょう。
しかし、後輪に本格的な駆動力が伝わるまでには若干のタイムラグがあり、「今、この瞬間に後輪の駆動力がほしい!」という場面ではやはり物足りないため、その後はずっと4WD固定モードで走りました。
RVRの6速スポーツモード付きCVTは、ドライ路面上ではほとんど不満を覚えることはなく、高速巡航時の変速の巧みさには感心させられたものの、氷上では、やはりMT車のようなダイレクト感が得られず、アクセルワークの難易度がより高くなってしまいました。
しかし、普段からアクセルワークが雑なマリオにとっては、より繊細な操作が求められるおかげで右足への集中力が高まり、むしろ好都合。
個人的な好みからすると、ステアリングが軽過ぎるのが難点だと思いましたが、新井敏弘選手からは「ラリー車でもステアリングは軽いほうが操作しやすいんです!ステアリングフィールよりも、自分のお尻のセンサーで挙動を感知できるよう意識してください」とのアドバイスをいただきました。
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