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モーターショー 2011/1/12 20:56

デトロイトモーターショー2011 最新!現地速報レポート(1/2)

Text: 桃田 健史 Photo: 桃田健史
デトロイトモーターショー2011 最新!現地速報レポート

今年のデトロイトMSは明るい雰囲気ながらも、各社「現実路線」

米 デトロイト 街中の様子

モータウン(モータータウンの省略系)、ことデトロイト。このエリア周辺にGM、フォード、クライスラーが本拠地を構えている。

この2年ほど、デトロイトはボロボロになっていた。

リーマンショックが米自動車産業を直撃したからだ。全米の失業率が平均9%台になるなか、この街の失業率は二桁台へと突入。路上には浮浪者が増え、08年、09年の冬には暖房がまかなえず凍死する犠牲者も続出していた。

そんな「デトロイト不遇時代」が2010年春過ぎから終焉を迎えた。

北米国内の自動車販売が上向き始めたのだ。ガソリン価格は高止まりで、経済状況も少し明るさが見え始めた程度なのだが、なぜか自動車販売が好調なのだ。

しかも、コンパクトカーではなく、ミッドサイズSUV、ピックアップトラックの人気が急上昇。このセグメントは、アメ車の得意分野である。

こうした社会現象について、各メーカーは「そろそろクルマでも買い換えようか。買うンだったら、やっぱり大きい方がいい。そうしたトレンドが生まれた」と説明する。

この流れを受け、2011年デトロイトショー(正式名称:北米国際自動車ショー/一般公開2011年1月15日~23日)では、米ビッグ3各社関係者の表情は明るかった。

だが出展車を見てみると、いわゆるドリームカー的なコンセプトモデルはほぼゼロ。日米欧韓中のメーカー展示は「(無駄を省いた)現実路線」がハッキリとしたカタチだ。

ポルシェ 918RSR

そのなかで、華やかな雰囲気を全面に押し出していたのが、ポルシェだ。

しばらくデトロイトショーへの出展を取りやめていた同社が本格復活。

1971年レースモデル「917」のゼッケン22号車をモチーフとし、さらに「GT3RS」からハイブリッド機構を移植。エンジン+モーターで767hpを叩き出す、スーパーエコレースマシン「918RSR」をお披露目した。

メルセデス・ベンツ Cクラス 2011年モデル
メルセデス・ベンツ Cクラス 2011年モデルメルセデス・ベンツ Cクラス 2011年モデル

メルセデスは、ショー前日に招待客のみで開催したニューイヤーパーティーで「Cクラス」のフェイスリフトを発表。

フロント、リアバンパーの変更、ボンネットのアルミ化、ダッシュボード上部のデザイン変更、パワートレインの燃費改良(販売地域で異なる)によって、より上質、よりエコなCクラスへとジャンプアップした。

ちなみに同車は、本ショーのブースでは展示されなかった。日本ではこのフェイスリフト、今年夏にセダン/ワゴンがほぼ同時に上陸する。

BMW 1シリーズ Mクーペ
BMW 6シリーズカブリオレフォード フォーカスEV

この他ドイツ系では、BMWが「6シリーズカブリオレ」と、3.0リッター直6ツインターボ(335hp)搭載の「1シリーズMクーペ」を初公開。

アメ車では、フォードが電気自動車「フォーカスEV」の量産モデル、プラグインハイブリッド車「C-Maxエネルギー」を公開し、「フォード電動化戦略」を明確に打ち出した。

また、次期「エスケープ」となる小型SUVのコンセプト「ヴァートレック」も展示した。

GMは、小型車シボレー「ソニック」のスポーティバージョン、ビュイックの中型セダン「ヴェラーノ」がメインだった。

クライスラーは「セブリング」の改良版となる中型セダン「200」をプッシュした。

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