日産 新型エルグランド デザイナーインタビュー/プロダクトチーフデザイナー 大月圭介(2/4)
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- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:オートックワン編集部
O:リアもわかりやすさという観点から、ランプ類は意図的にエルグランドらしい処理にしています。
ただ全体的にダイナミックにしているので、ライセンスプレート周辺には斜めのラインを入れ、ショルダーの張り出し部に赤いガーニッシュを合わせてワイド感を強調しています。
とはいえエルグランドはミニバンの最高峰で、3列きっちり乗れることが大前提なので、ルーフラインは落とさず、四角いままとしました。変えた部分と継続した部分の融合は少し苦労しました。
A:新型エルグランドはハイウェイスターがグレードの主力になるようですが、デザインでも最初にハイウェイスターを手掛けたんですか
O:そのとおりです。通常は最初に標準型を作り、エアロパーツを追加していくので、異例の進め方です。販売比率やユーザーのイメージはハイウェイスターですから。
でもパーツを外すことを考えながら造形したつもりですし、クレイモデルでは反対側を標準型にしたりできるので、決して無視しているわけではありません。
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