2010年5月新車販売ランキング/松下宏のコラム(2/2)
- 筆者:
プリウスが1年間に渡り首位を独走
5月販売ランキングベスト10
※()内は販売台数
1位:トヨタ プリウス(27,208)/2位:スズキ ワゴンR (14,475)
3位:ダイハツ タント(13,518)/4位:ホンダ フィット(11,880)
5位:トヨタ ヴィッツ(9,200)/6位:ダイハツ ムーヴ(8,821)
7位:スズキ アルト(8,557)/8位:トヨタ カローラ(7,994)
9位:ダイハツ ミラ(7,609)/10位:日産 セレナ(6,105)
車名別の販売台数では、「トヨタ プリウス」が首位。現行プリウスが初めて販売ランキングの首位に立ったのは昨年の2009年6月からなので、これで1年を通じて首位を独走していることになった。
リコール問題などがあったものの、プリウスの首位が揺らぐことはなかった。ちなみに、プリウスは登録車のみのランキングでは2009年5月の時点で既に首位に立っていたが、同月は軽自動車の「スズキ ワゴンR」がプリウスの台数を上回っていたため、総合ランキングでの1年間首位が達成されたのはこの5月となる。
6月2日時点でのトヨタの発表によれば、2日以降に注文したユーザーの納車時期は8月中旬以降になるとのことで、未だ大量の納車待ちを抱えている状態。
これを加味すると、まだまだプリウスの独走が続くことになる。2位はスズキ ワゴンRだが、プリウスとは1万台以上もの大差を付けられている。
また、3位には「ダイハツ タント」が入った。ワゴンRとタントとの差は、4月に比べ5月は差が縮小している。理由は、ワゴンRが1,000台も台数を減らしたのに対し、タントは4月からほぼ横ばいで推移したからだ。
タントの販売台数は「タント」と「タントエグゼ」の台数が合算されており、これによってワゴンRを脅かすような存在になっているのだが、価格帯の高い軽自動車がこれだけ良く売れているというのは、大したものだろう。
11位~はミニバンとコンパクト勢が並ぶ
11位:トヨタ パッソ(6,089)/12位:トヨタ ヴォクシー(5,853)
13位:ホンダ ステップワゴン(5,853)/14位:スズキ パレット(5,707)
15位:マツダ デミオ(4,909)/16位:日産 ノート(4,868)
17位:トヨタ ノア(4,693)/18位:日産 ルークス(4,682)
19位:ホンダ フリード(4,511)/20位:ホンダ ライフ(4,401)
11位から20位までの車種は、ミニバンが多くランクインしている。
ミニバンは12位の「トヨタ ヴォクシー」、13位の「ホンダ ステップワゴン」、17位の「トヨタ ノア」、19位の「ホンダ フリード」の4車種。
ヴォクシーとノアはマイナーチェンジを受けたばかりで、ステップワゴンとフリードも比較的新しいモデルだが、いずれもセレナには及ばなかった。
コンパクトカーは10位の「トヨタ パッソ」、15位の「マツダ デミオ」、16位の「日産 ノート」。軽自動車は14位の「スズキ パレット」と18位の「日産 ルークス」という姉妹車同士が入ったほか、20位に「ホンダ ライフ」が食い込んだ。
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