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自動車評論家コラム 2010/6/10 14:07

2010年5月新車販売ランキング/松下宏のコラム(2/2)

2010年5月新車販売ランキング/松下宏のコラム

プリウスが1年間に渡り首位を独走

5月販売ランキングベスト10

※()内は販売台数

1位:トヨタ プリウス(27,208)/2位:スズキ ワゴンR (14,475)

3位:ダイハツ タント(13,518)/4位:ホンダ フィット(11,880)

5位:トヨタ ヴィッツ(9,200)/6位:ダイハツ ムーヴ(8,821)

7位:スズキ アルト(8,557)/8位:トヨタ カローラ(7,994)

9位:ダイハツ ミラ(7,609)/10位:日産 セレナ(6,105)

車名別の販売台数では、「トヨタ プリウス」が首位。現行プリウスが初めて販売ランキングの首位に立ったのは昨年の2009年6月からなので、これで1年を通じて首位を独走していることになった。

リコール問題などがあったものの、プリウスの首位が揺らぐことはなかった。ちなみに、プリウスは登録車のみのランキングでは2009年5月の時点で既に首位に立っていたが、同月は軽自動車の「スズキ ワゴンR」がプリウスの台数を上回っていたため、総合ランキングでの1年間首位が達成されたのはこの5月となる。

6月2日時点でのトヨタの発表によれば、2日以降に注文したユーザーの納車時期は8月中旬以降になるとのことで、未だ大量の納車待ちを抱えている状態。

これを加味すると、まだまだプリウスの独走が続くことになる。2位はスズキ ワゴンRだが、プリウスとは1万台以上もの大差を付けられている。

また、3位には「ダイハツ タント」が入った。ワゴンRとタントとの差は、4月に比べ5月は差が縮小している。理由は、ワゴンRが1,000台も台数を減らしたのに対し、タントは4月からほぼ横ばいで推移したからだ。

タントの販売台数は「タント」と「タントエグゼ」の台数が合算されており、これによってワゴンRを脅かすような存在になっているのだが、価格帯の高い軽自動車がこれだけ良く売れているというのは、大したものだろう。

ホンダ フィット

4位は「ホンダ フィット」、5位は「トヨタ ヴィッツ」と、コンパクトカーがランクイン。フィットは、プリウスが登場する前には登録車販売ランキングの首位であった。

だが、プリウスの驚異的な販売台数を考えれば、この順位はかなり健闘しているだろう。また、ヴィッツもモデル末期が近づいている割には良く売れているモデルだ。

6位と7位は「ダイハツ ムーヴ」と「スズキ アルト」。軽自動車は、9位にも「ダイハツ ミラ」が入り、ベスト10の半分が軽自動車という状況だ。8位は「トヨタ カローラ」。かつての「常勝カローラ」も、今ではベスト10の圏内に残るのがやっとというような状況だ。

日産 セレナ

10位は「日産 セレナ」。

日産車で最も良く売れたのがコンパクトカーのマーチやノート、キューブなどではなく、ミニバンであることと、年内にはフルモデルチェンジと言われているクルマであることを考えると、かなり売れていると言えるだろう。

11位~はミニバンとコンパクト勢が並ぶ

11位:トヨタ パッソ(6,089)/12位:トヨタ ヴォクシー(5,853)

13位:ホンダ ステップワゴン(5,853)/14位:スズキ パレット(5,707)

15位:マツダ デミオ(4,909)/16位:日産 ノート(4,868)

17位:トヨタ ノア(4,693)/18位:日産 ルークス(4,682)

19位:ホンダ フリード(4,511)/20位:ホンダ ライフ(4,401)

11位から20位までの車種は、ミニバンが多くランクインしている。

ミニバンは12位の「トヨタ ヴォクシー」、13位の「ホンダ ステップワゴン」、17位の「トヨタ ノア」、19位の「ホンダ フリード」の4車種。

ヴォクシーとノアはマイナーチェンジを受けたばかりで、ステップワゴンとフリードも比較的新しいモデルだが、いずれもセレナには及ばなかった。

コンパクトカーは10位の「トヨタ パッソ」、15位の「マツダ デミオ」、16位の「日産 ノート」。軽自動車は14位の「スズキ パレット」と18位の「日産 ルークス」という姉妹車同士が入ったほか、20位に「ホンダ ライフ」が食い込んだ。

日産 ルークス

中でも目立つのはルークスの健闘。毎月順位を上げてきており、軽自動車では7位に位置する売れ行きだ。本家本元のパレットを上回るところまではいかないが、好調といって良いだろう。ルークスは、ハイウェイスターの設定が貢献しているようだ。

21位から30位は、23位の「日産 ティーダ」、24位の「日産 キューブ」、26位の「トヨタ ラクティス」、27位の「スズキ スイフト」と、コンパクトカーが多く見受けられる。

また、28位の「ホンダ インサイト」は、ランクがかなり下がってきた。昨年4月は、登録車の売れ行き首位に立っていたが、ハイブリッド車というとプリウスのイメージが強すぎるようだ。

ホンダ CR-Z

30位以下で注目されるのは、34位に入ったハイブリッドスポーツの「CR-Z」。販売目標台数の1,000台に対し、2.5倍に達する売れ行きだ。

目標自体が低いといえば低いのだが、前月も同様な売れ行きだったので、しばらくは新型車効果で好調な売れ行きが続くものと見られる。

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