アウディ ドライビングエクスペリエンス 体験レポート(2/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
80km/hまで加速し、ウェット路にある目印のパイロンでフルブレーキング。
クワトロは、2輪駆動と異なり4輪にエンジンブレーキが適切にかかり、またABSが4輪個別にきめ細かい制御を行なうため、クルマは安定した姿勢のまま最短の距離で止まる。
また、後続車に急制動を知らせるためハザードランプが点灯する。
つづいて、緊急回避しながらの急制動と、スプリットμ路での急制動。前者は同じく80km/hからフルブレーキングしながら左に直角にレーンチェンジして障害物を回避するというコース。
難しいシチュエーションだが、ABSが最適な制御を行ない、タイヤのグリップが確保されるため、こうした極限の状況下でもしっかり舵が利くのだ。
後者は、一方が舗装路で、一方に鉄板がひいてあるといったような、工事現場等で見られるシチュエーションを再現したもの。左右で摩擦係数が極端に違う難しい条件だが、そこを40km/hからフルブレーキング。
クルマはややμの高い舗装路側のほうがよく止まるため、わずかにそちらを向くのだが、少しだけ修正舵を与えるだけで、まったく破綻することなく止まる。
お二方の参加者の声は以下のとおり。
「ABSの利きが素晴らしいですね。左右で路面が違っても、レーンチェンジしても安定して止まれることができました」(角田さん)
「止まるまでの距離が短いですね。レーンチェンジではイメージよりも鼻先が軽くて、思ったよりもスッとノーズが入りました。スプリットμ路でも、あまり修正しなくて大丈夫でした」(比留間さん)
など、高い評価だった。
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