autoc-one.jp 記事・レポート 特集 インタビュー 日産自動車 ゼロエミッション事業本部事業部長 島田哲夫氏インタビュー

インタビュー 2010/5/24 16:18

日産自動車 ゼロエミッション事業本部事業部長 島田哲夫氏インタビュー(1/3)

Text: 森口 将之 Photo: 原田淳
日産自動車 ゼロエミッション事業本部事業部長 島田哲夫氏インタビュー

バッテリーに充電した電気でモーターを回して走る。

電気自動車(EV)のメカニズムは多くの人が知っている。それでも一部のユーザーは航続距離などに不安を抱いているのが現状だ。

EVは、作ること以上に売ることが難しいクルマといえるだろう。今年、リーフを発売する日産自動車は、この課題にどう立ち向かうのか。

日産自動車 ゼロエミッション事業本部の島田哲夫事業部長に伺った。

維持費を含めたコストはEVが圧倒的に有利

(AO=オートックワン、S=島田氏)

AO:電気自動車(EV)は静かでクリーンである一方で、航続距離などに不安があると考えるユーザーもいますが、その点は、どのようにアピールされていくのでしょうか?

S:調査によると、お客さんがEVを買いたくない理由は3つあるそうです。価格、充電インフラ、充電時間と航続距離です。これらひとつひとつについて合理的な説明をすることが大事だと思っています。

AO:まず価格については?

日産リーフ 予約開始記者会見にて

S:3月31日に、バッテリー込みで376万円という価格を発表しました。経産省の補助金を試算すると77万円になるので、299万円になります。5年間のランニングコストを含めれば、EVのほうがお得になります。

今後原油が高騰していく予想を含めて考えると、維持費を含めたコストは圧倒的に有利です。これにより価格が高いという声に対する説明はできたと考えています。

AO:充電インフラについてはどうでしょう。

日産自動車ゼロエミッション事業本部事業部長 島田哲夫氏

S:まず、視点を変えていただきたいと考えています。ガソリンスタンドは全国に4万2,000件ありますが、電気がない家庭は日本にはありません。インフラはあるのです。

外出先にも、現時点で普通充電器が約2万ヶ所、急速充電器が150ヶ所あります。急速タイプは今年400基増える予定で、うち日産ディーラーに200基が置かれます。ディーラーには200Vの普通充電器も2基ずつ用意します。今後数年間で全国をカバーできるといえるでしょう。

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