autoc-one.jp 記事・レポート 特集 PR企画 A4が放つアウディの世界観とは・・・ 03

A4が放つアウディの世界感とは・・・  〜九島辰也がA4の魅力を探る〜

技術による先進が証明する安全性能。

  では、動力性能はというと、1.8リッターの直噴エンジンはターボにより排気量以上のパワーを発揮する。160psという最高出力は数値的に見ても2リッター以上のエンジンにひけを取らない。それになにより出だしからトルクがあって余裕を感じさせる。大きなエンジンに慣れてしまうと、4気筒エンジンは常に回転を上げなければ進まないと思いがちだが、このクルマに限りそれは間違いだ。

 マルチトロニックと呼ばれるCVTとのマッチングも特に問題は見当たらない。これまでのCVTはトルクが遅れて伝わる印象だったが、A4でそれはないようだ。今回は高速道路だけでなく、ワインディングもかなり走ったが、下り坂でのシフト操作によるシフトダウンも不満なく快適に走り切った。

 ところで、今回のショートトリップは雨という状況で、ワインディングに入ると霧を含めなかなか辛い環境であった。そのため場面によっては慎重な運転も要求されたが、それでも正確なステアリングと高いトラクションでA4はきれいにコーナーを駆け抜けたことを付け加えたい。

 このとき感動したのはブレーキである。踏み込んだときの剛性感がドライバーを安心させるのだ。それに、ブレーキ自体が持つストッピングパワーもさることながら、高いボディ剛性がそれを許容することを感じさせる。考えてみてほしい。このボディは、V6+スーパーチャージャーを受け止めるだけのキャパシティを持っている。

 これらを含め、アウディは「技術による先進(Vorsprung durch Technik)」と呼ぶのだろう。彼らはいまこのキャッチフレーズをさかんに掲げているが、その意図は環境問題に正面から取り組む姿勢だけでなく、こうした安全かつファンな走りを言い当てていると思う。