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自動車評論家コラム 2010/5/18 12:07

4月新車販売ランキング-プリウスが11ヶ月連続でトップに-/松下宏のコラム

Text: 松下 宏
4月新車販売ランキング-プリウスが11ヶ月連続でトップに-/松下宏のコラム

4月新車販売ランキング-プリウスが11ヶ月連続でトップに-/松下宏のコラム

2010年4月の新車登録台数は「222,095台」で、前年の4月に比べ「33.5%」という大幅な伸びを記録した。

今年は1~4月の間、ずっと30%台の伸びを記録している。これは、昨年の販売台数がリーマンショックの影響で大きく落ち込んだときの数値だから、これくらいの伸びは当然のこと。やっと前々年並みの台数になってきたところだ。

2010年4月 新車販売台数ランキング(1位~10位)

※()内は販売台数

1位:プリウス(26,482)/2位:ワゴンR(15,403)/3位:タント(13,730)

4位:フィット(12,222)/5位:アルト(9,322)/6位:ヴィッツ(9,067)

7位:ムーヴ(8,778)/8位:カローラ(7,667)/9位:ミラ(7,416)

10位:ステップワゴン(7,256)

販売ランキングを見ると、4月も「プリウス」が首位を維持した。

これで、プリウスは11ヶ月連続、登録車ランキング(軽自動車除く)では12ヶ月連続と丁度1年間、首位をキープしたことになる。2009年の歴年と年度の両方で首位に立っただけでなく、1年間連続して首位という記録も打ち立てた。

プリウスの登録台数は、2位の「ワゴンR」に対して1万台以上もの差をつけている上に、相変わらず3ヶ月の受注残を抱えている状態だから、この記録はまだまだ伸びそうだ。

ワゴンRは、軽自動車の首位を確保したものの、プリウスに奪われた首位を奪回できない状態が続いている。2月には「タント&タントエグゼ」連合に軽自動車の首位も奪われてしまったが、3~4月は再び首位の座を確保している。

ダイハツ タント

「タント(タントエグゼ含)」は3位にとどまったが、ダイハツは他にもムーヴやミラなど売れる車種が多いので、売れ行きが分散するのはやむを得ない。

登録車で2位の「フィット」は、総合では4位。プリウス以前には登録車で首位に立っていたが、プリウスがあまりにも売れているため、今ではダブルスコアの大差がついてしまっている。このフィットまでの1~4位の車種は、月間販売台数が1万台を超えている。

5位の「アルト」以下は、「6位:ヴィッツ」「7位:ムーヴ」「8位:カローラ」「9位:ミラ」「10位:ステップワゴン」「11位:パレット」「12位:パッソ」

という具合に、12位までは軽自動車と登録車が交互にランクイン。このあたりは本当に激戦区といえるだろう。

また、ベスト10に入った車種は殆どがコンパクトカーか軽自動車で、ほかのタイプの車種は、8位のカローラと10位にミニバンのステップワゴンが入った程度だった。

ランキング(11位~20位)

11位:パレット(7,037)/12位:パッソ(7,024)/13位:フリード(6,035)

14位:ヴォクシー(5,507)/15位:ライフ(4,977)/16位:デミオ(4,242)

17位:ルークス(4,223)/18位:セレナ(4,122)/19位:サイ(4,011)

20位:ヴェルファイア(3,984)

トヨタ ヴェルファイア

11位から20位までの車種ではミニバンが目立つ。「13位:ホンダ フリード」「14位:トヨタ ヴォクシー」「18位:日産 セレナ」「20位:トヨタ ヴェルファイア」と4車種が入っているからだ。

ヴォクシーは、マイナーチェンジがあったので5月には21位の「トヨタ ノア」とともにさらに順位を上げてくるのは確実だ。

また18位の「日産 セレナ」は相変わらず根強い人気で、登録車だけで見ればベスト10に入る売れ行きだ。

20位の「トヨタ ヴェルファイア」は高級ミニバンであるにも関わらず、かなり売れている。(姉妹車のアルファードにも大差を付けている)

また16位の「マツダ デミオ」も登録車だけ(軽自動車除く)で見れば、9位に相当する売れ行き。

日産 ルークス

17位の「日産 ルークス」は、ベース車のパレットを上回るような売れ行きではないが、アルトベースのピノからパレットベースのルークスに入れ換えたのが大正解といえるような売れ行きだ。

ピノに比べるとずっと価格帯の高い「ハイウェイスター」が良く売れている。

プリウスよりも上級のハイブリッド車である「トヨタ サイ」も19位とまずまず。

ランキング(21位~30位)

21位:ノア(3,883)/22位:スイフト(3,777)/23位:ノート(3,733)

24位:ゼスト(3,628)/25位:モコ(3,607)/26位:ウィッシュ(3,421)

27位:クラウン(3,408)/28位:マークX(3,390)/ 29位:ラクティス(3,126)

30位:ティーダ(3,124)

21位から30位までのランクには、ミニバン、コンパクトカー、軽自動車、高級セダンなど、さまざまなクルマが混在している。

このあたりは順位の入れ替わりも激しいところだ。

ランキング(31位~40位)

31位:キューブ(2,954)/32位:エスティマ(2,919)/33位:インサイト(2,890)

34位:CR-Z(2,732)/35位:マーチ(2,691)/ 36位:エッセ(2,495)

37位:アルファード(2,259)/38位:シエンタ(2,104)/39位:ステラ(2,074)

40位:エクストレイル(2,059)/41位:アイシス(1,959)/42位:ヴァンガード(1,858)

(手前)ホンダ CR-Z/(奥)ホンダ インサイト

31位から40位の間で目立つのは、33位の「ホンダ インサイト」と34位の「ホンダ CR-Z」。ホンダのハイブリッド車が2台このランクに並んでいる。

ともに発表時点では販売目標台数が1,500台のクルマだから、それに倍するような売れ行きだが、トヨタのプリウスやサイが良く売れていることを考えると、この程度の台数では物足りない印象になってしまう。

また、「スバル ステラ」が2,000台を超えて39位に入った。

ダイハツからOEM供給を受けているタントエグゼをベースにした「ルクラ」は、軽自動車の上位15車種に入れなかったので台数が発表されていない。来月は15位以内に入ることができるかどうか注目される。

輸入車も主力メーカーは販売が伸びている

4月の輸入車販売台数は、前年に比べて10%弱の伸び。

登録車が30%を超える伸びを示しているのに比べると勢いは今ひとつで、やはり「エコカー減税・補助金」の適用を受けられる車種が少ないことが影響しているのであろう。

メーカー(ブランド)別の順位は、

1位:フォルクスワーゲン/2位:メルセデス・ベンツ/3位:BMW/4位:アウディ

の順で、ここまでが月間販売台数が1,000台を超えている。

以下、トヨタを挟んでミニ/ボルボと続き、スズキを挟んでポルシェ/フィアット/プジョー/フォードと続いている。純輸入車ではここまでがベスト10だ。

ベスト10のうち、前年に比べて伸び率で目立つメーカー(ブランド)は、

フォルクスワーゲン(132.2%)/ボルボ(123%)/プジョー(121.1%)/メルセデス・ベンツ(118.9%)/アウディ(110.2%)など。

フォルクスワーゲンはポロの売れ行きが貢献し、ゴルフも堅調に売れ続けている。ボルボやプジョーは、価格戦略が奏功しているようである。

筆者: 松下 宏
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