スバル ルクラ グレード比較(1/3)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:富士重工業株式会社
圧倒的な広さと上質さを備えた室内空間
スバルから発売された新型軽自動車のルクラは、ダイハツからOEM供給を受けるクルマで、ベース車は「タント エグゼ」だ。
ルクラは、軽自動車規格の中で最大の室内空間を目指したのが特徴で、長いホイールベースや高めの全高によって広々とした室内空間を持つ。左側ドアがスライド式の「タント」ではなく、ヒンジ式の「タント エグゼ」が選ばれたのは、質感の高さなどがポイントになった。
ルクラには標準系とカスタム系の設定があり、これによって外観デザインが異なるほか、内装の仕様やカラーリングなどにも違いが設けられている。
搭載エンジンは、660ccの自然吸気DOHCとインタークーラー付ターボの2機種。駆動方式は2WDとAWDがあるが、グレードによって2WDだけ、またはAWDだけとなるグレードもある。
トランスミッションは、自然吸気エンジンを搭載したAWD車だけに「4速AT」が組み合わされるが、これ以外は全車「CVT仕様」となる。
自然吸気エンジンを搭載したCVT車は、低排出ガス仕様(★★★★)に加えて燃費基準+20%を達成しており、エコカー減税(50%軽減)に適合している。
スポーティで高い質感を持つカスタム系
標準系とカスタム系の違いは外観が中心となる。
LEDハイマウントストップランプ付きのリヤスポイラーやサイドシルスポイラーはカスタム系だけに装備されているから、これを見るだけでカスタム系と分かる。
HIDヘッドランプやフロントフォグランプもカスタム系だけに装備されるものだ。ほかにもカラードフロントバンパーやフロントグリル、カスタムのロゴが入ったリヤゲートガーニッシュ、サイドターンランプ内蔵の電動格納式ドアミラーやアルミホイールなど、カスタム系だけに用意されるものはいろいろある。
インテリアも、標準系がアイボリーでカスタム系はブラックというカラーリングの違いがあるほか、3眼ルミネセントメーター(タコメーター付き)&マルチインフォメーションディスプレーも装備される。
逆に標準系では全車に装備されるインテグレーテッドCDプレーヤー&AM/FMチューナーがカスタム系には装備されず、オーディオレスが基本となる。
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