スバル プレオ グレード比較(1/3)

実用性と経済性に優れた手頃な軽自動車

一時絶版になっていたスバルのプレオがフルモデルチェンジを受けて改めて登場した。

といってもスバルは軽自動車の自社開発を中止しているので、ダイハツからミラをベースにしたモデルのOEM供給を受ける形だ。

ミラは、ベーシックな軽自動車としてのデキの良さに定評があるクルマで、今回のプレオでもそれをしっかり受け継いでいる。実用性とともに、環境性能の高さによってエコカー減税に適合するなど、トータルで魅力的なクルマである。

プレオは内外装のデザインや仕様の違いによって標準系の「プレオ」とカスタム系の「プレオカスタム」のふたつに分けられる。

標準系もカスタム系も、全グレードにFF・2WD車とAWD車の設定がある。

カスタム系と標準系

カスタム系と標準系の違いは、外観デザインを見ればすぐに分かる。

「LEDハイマウントストップランプ付リヤスポイラー」や「サイドシルスポイラー」はカスタム系だけに装備され、標準系には設定されていない。

ほかにも前後のバンパーやランプ、フロントグリルなどがカスタム系専用のものとなり、ホイールもカスタム系はアルミホイールが装備される（標準系はホイールキャップ付きのスチールホイール）。アンテナも可倒式のルーフアンテナだ。

電動格納式リモコンカラードドアミラーは標準系にも装備されるが、カスタム系はこれに「サイドターンランプ」が内蔵される。

インテリアは、カスタム系がブラックで標準系がアイボリーというカラーの違いを基本として、カスタム系のステアリングホイールには6連星のオーナメントが付くほか、3眼ルミネセントメーター＆マルチインフォメーションディスプレイも装備される。さらに、インナードアハンドルもメッキタイプになるなどの違いがある。

逆に標準系にはオーディオが装着されているが、カスタム系はオーディオレスが基本だ。シートもカスタム系のフロントシートはベンチシートで標準系はセパレートシートとなる。リヤシートはカスタム系は分割可倒式だが、標準系は一体可倒式となる。

なお、ISOFIXのチャイルドシートアンカーはカスタム系には装着されているが、標準系にはオプションの設定もない。チャイルドシートをしっかり固定するには、カスタム系を選ぶしかない。