BMW 新型5シリーズ グレード比較(2/4)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:BMW Japan
BMW 528i/環境に優しい「エコカー減税適合車」
新型5シリーズのベーシックラインを受け持つのが「528i」で、自然吸気の3リッターエンジンを搭載する。
このモデルは、「☆☆☆☆」と「燃費基準+15%」を達成したことで、BMWとして初の「エコカー減税適合車」となった。車両価格が高いだけに、自動車取得税が50%減税されるのは大きい。
エンジンが3リッターなのに、グレード名は528iとやや控えめである。
この3リッターエンジンは、バルブトロニック仕様によって190kW/310N・mのパワー&トルクを発生し、3リッター自然吸気エンジンとしては最強ともいえる性能を備えている。
タイヤが17インチの55タイヤになるのが528iの数少ない特徴ともいえる部分で、535iと比較してみると、装備面での違いはほとんどないと言っても良いくらい。
安全装備などは基本的に全車共通で、基本的な快適装備も標準で用意されているからだ。
先進装備やラグジュアリーな装備についてはオプションとなるものが多いが、これは535iや550iでもオプション設定になっているものも多く、528iだからといってそうそう引け目を感じることはないだろう。
528iの715万円の価格は、メルセデス・ベンツのE300が730万円、E300アバンギャルドが780万円であるのに比べてやや割安な設定であり、エコカー減税が適用されることを考えると格段に有利である。
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