2009年下半期ベスト・バイ・カー/竹岡圭(1/2)
- 筆者: 竹岡 圭
【国産車編】トータルベストカー/ホンダ ステップワゴン
何を隠そう、国産車の下半期ベストカーはマジで悩みました。でも、「これまでの方向性は違ってたんだな~、ということに気づきまして・・・」という開発者の方のお話をお伺いして、新型ステップワゴンに決めちゃったんです。
確かに先代ステップワゴンは、運転席だけは楽しいクルマだったんですよね。だけど、大勢乗るからこそ、どの席に座っても楽しくないとダメ!というのが、ミニバン本来の姿だと思うんです。
その観点から言うと、3列目はエマージェンシー的な感じは否めませんが、3列目を床下収納型とすることで、3列目まで使っても私がスッポリ入れるくらいの、ラゲッジスペースが出来た!というのがポイント高いんですよ。
5ナンバーサイズのミニバンを3列目までしっかり使ってしまうと、荷物が意外と入らない!ってことが多かったんですが、その悩みもこれで一挙に解決です!パッケージングの勝利ですね。
【国産車編】ベストハンドリングカー/日産 スカイラインクロスオーバー
実はこのチョイスも悩みました。でも、意外性を持っていて良かったのが、スカイラインクロスオーバーだったんです。
走り出す前は「乗りにくいクルマなんだろうな・・・」と思っていたのですが、これが意外にも適度に高いアイポイントのおかげで、普通のスカイラインより乗りやすく感じられたんです。
クロスオーバー的なクルマって、パッケージングも味付けも難しいと思うのですが、これならミニバンに慣れちゃったお父さん世代でも、違和感なく受け入れられるのではないでしょうか。
シチュエーションを選ばないスタイルで、長時間運転していても疲れ知らずの便利な1台ですよ~。
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