トヨタ SAI グレード比較(2/4)
- 筆者： 松下 宏
- カメラマン：トヨタ自動車株式会社／原田淳
トヨタ SAI／S・S ASパッケージ
SAIは高級車に位置づけられるモデルとして開発され、ベースグレードのSでも価格は338万円に設定されている。300万円を超える価格は、プリウスに比べるとかなり高めの設定である。
それだけに装備の充実度は高く、ベースグレードのSでも16インチタイヤ＆アルミホイール、ディスチャージヘッドランプ、クルーズコントロール、リモートタッチ、スマートエントリー、地上波デジタルチューナー付HDDナビゲーション（G-BOOKmX対応）、マルチアジャスタブルフルパワーシートなど、高級車にふさわしい快適装備が、標準で数多く用意されている。
安全装備も、S-VSC＆TRC、運転席ニーエアバッグを含む7つのSRSエアバッグ、EBD付きABS、ヒルスタートアシスト、緊急ブレーキシグナルなどが標準装備。
Sの“ASパッケージ”になるとSの装備に加えて、前後スポイラーとフロントフォグランプによって外観が差別化。その他にも、レーダークルーズコントロールやプリクラッシュセーフティシステム、レーンキーピングアシストも装備される。
ASパッケージではさらに、G-BOOKmXPro対応DCMとエアバッグ連動タイプのヘルプネットも標準だ。
このため、価格は47万円も高くなり、385万円となる。安全装備は買えるものなら装備しておきたいが、価格差が47万円もあると、予算の制約で買えないケースも出てくるだろう。
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自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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