トヨタ マークX グレード比較(4/5)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:トヨタ自動車株式会社
ラグジュアリー装備のプレミアムタイプ
ラグジュアリーな装備を備えるのがプレミアムタイプで、プレミアムと同Lパッケージの2グレードが用意されている。搭載エンジンはいずれも3.5リッターで、350Sと同じエンジンだが、プレミアムタイプにはパドルシフトは装備されない。またプレミアムタイプもFR車だけの設定で4WD車の設定はない。
プレミアムは250Gとの比較で見ると、価格が約70万円高の337万円となるため、装備の中身も大きく異なっている。外観は専用のグリル&バンパーによって差別化が図られ、18インチタイヤ&アルミが標準で、ブレーキも3.5リッターエンジンに対応した仕様とされる。
快適装備も電動チルト&テレスコピックステアリングが付くほか、これが乗降時に自動的に動く仕組みも取り入れられている。シートも専用のシート表皮が採用されるのを始め、運転席・助手席ともパワーシートで、乗降時に自動的に動くイージーアクセス機能が付き、快適温熱シートも標準となる。ステアリングも単なる本革巻きではなく木目調とのコンビタイプだ。
プレミアムLパッケージになると、さらに充実した安全装備が用意される。横滑り防止装置もプレミアムでは一般的なVSC&TRCが標準だが、プレミアムLパッケージはより高度化したVDIMが標準となり、これにはヒルスタートアシストなども含まれている。
また最新の安全装備であるレーダークルーズコントロールとプリクラッシュセーフティシステム、インテリジェントAFS、クリアランスソナー、バックソナーなど、さまざまな安全装備がテンコ盛りで用意されている。クラウンだったらもっと充実した安全装備が用意されるが、マークXの安全装備も相当なレベルにあるのは間違いない。ただし、プレミアムLパッケージの価格は380万円で、プレミアムに比べて50万円近く高い。
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