竹岡圭のモンゴルラリー2009 参戦記 Vol.3(3/4)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:原田淳
竹岡圭のモンゴルラリー2009 参戦記 8日目
前夜のビバークは周囲に本当に何もないところだったので、当然タイヤ屋さんも修理屋さんもありません。モンゴルの方が修理してくださった、修理パッチが剥がれてしまったタイヤだけは、なんとか修理できそうだったので、これを昨夜ビバークで修理。
バイクのメカニックで参加していた「うなぎさん」に修理パッチをいただいて、これまたバイクのメカニックでいらしていた「いおろいさん」、通訳として参加していた「アマルサナくん」にも手伝ってもらって、なんとか無事4本まともなタイヤを装着して朝を迎えました。
頑張ったねフォレスター!念願のゴール!
ここからウランバートルまでは約85km。メカニックさんたちが通るコースは、40kmのラフロードと40kmの舗装路で行けるコースだと聞き、まったく予備タイヤがない状態なので、そのコースを選択することにしました。だって今日ウランバートルまでたどり着けば念願のゴールなんですもの!ここは安全策を選択です。
ところが何かの手違いだったのか、あるいはメカニックさんたちの洒落たサービスだったのか、行ったコースはなんとSS本コース!これじゃ、道先案内人のいるSSと変わらないではありませんか!
メカニックカーを運転してた「バドヴォルドさん」はモンゴルで開催されている別のラリーのチャンピオンというだけのことはあって、速い!このクルマの状態では着いていくのがやっとというか、途中でやや置いて行かれてしまったのですが、この日はパンクもスタックもなく、無事ゴール!CPでスタンプをもらえたときは、SSコースに連れて行ってくれたバドヴォルドさんに感謝感謝でした。
その後、ウランバートルの街中をパレードランが続きます。なんと先導してくれているのは警察車両!すべての信号を無視して走ってくれ!というスペシャルオーダー付きです。モンゴルの警察も粋な演出をしてくれるものですよね~。
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