レクサス HS250h グレード比較(2/6)

レクサス HS250h（ベースグレード）／必要十分なベーシックモデル

HS250hのハイブリッドシステムは、トヨタ車に幅広く搭載されている直列4気筒エンジンをハイブリッド車用にチューニングし、さらに電気モーターと組み合わせている。これは、エスティマ ハイブリッドのフロント部分と同じというか、アメリカで「カムリ ハイブリッド」に搭載しているのと同じものだ。

エンジンは110kW／187N・m、モーターは105kW／270N・mのパワー＆トルクを発生する。システムとして発生できるのは、この数値を単純に足し算としたものよりも低くなるが、ミドルセダンにとって十分な実力である。

標準仕様のHS250hはベースグレードとはいえ、プレミアムブランドのレクサス車らしく、装備の充実度は高いレベルにある。安全装備はS-VSC、インテリジェントAFS、運転席・助手席ニーエアバッグを含む8個のSRSエアバッグ、全席ELR3点式シートベルトなどが標準だ。

快適装備はオプティトロンメーター、スマートエントリー＆スタートシステム、クルーズコントロール、8ウェイパワーシート、レクサスHSプレミアムサウンドシステム、8インチ高精細ディスプレー付きHDDナビゲーションなどが標準で装備される。

普通に考えたらこれで十分という感じのグレードで、本体価格395万円のそのままの状態で乗っても良いと思えるくらいだ。ただ、安全装備のレーダークルーズコントロール＋プリクラッシュセーフティシステムが14万7000円にまで下がっているのでこれを装着し、さらに3万450円と低価格の後席サイドSRSエアバッグを装着して安全性を高めれば、さらに良いと思われる。

フロントワイドビューモニター＋クリアランスソナー（8万4000円）は、必要に応じて装着すれば良い。