金子浩久VS小沢コージの2009年上半期ベスト・バイ・カー総論/輸入車 編(3/3)
- 筆者: 小沢 コージ
- カメラマン:オートックワン編集部
プリウスに対抗できる唯一の輸入車とは!?
小沢:トータルベストですが、コイツはまあゴルフ圧勝ですね。この辺がヨーロッパ車の凄いところで、デザインはバラバラ、でも総合では一本化される。
金子:10人中、半分の5人が新型ゴルフ。文句ナシだよ。誰に対してでもオススメできる。デザイン、走り、質感、燃費、価格、すべてがよくできてて、いわゆるクルマの性能を多角形グラフで表すと限りなく円に近くなる。それも物凄く大きな円に。
小沢:プリウスに対抗できる唯一の輸入車ですよね。日欧の排ガスの考え方の違いでノックスが多く、エコカー減税には引っかからなかったけど、10・15モード燃費でもリッター16キロ台もいく。CO2はかなり少ない。
金子:パッケージとしての優位性もかなり高いよ。独身の男女が買ってもいいし、その後結婚しても使えて、リタイアしてからも使える。これだけ応用範囲の広いクルマって他にないんじゃないかな。
小沢:ジマンの1.4リッターシングルチャージャーTSIエンジン+7速乾式DSGがデカいですよね。楽しさと燃費の両立という意味では、プリウスを凌ぐ部分もある。
金子:そんなこといってて、今度は小沢は入れてないじゃん。ミニ コンバーチブルとかいれちゃって。
金子:俺は興味ないけどね。
小沢:オヤジの食わず嫌いだって!(笑)
金子:それより、アウディA4も充実度高いよね。走り、スタイルもいいし、燃費も悪くない。ただ、日本だとちょっとデカいかな。
小沢:とうとうBMW3、ベンツCクラスと比べて、アウディの方が確実にいい!と言える時代が来たって事ですよ。そういう意味ではやっぱり新しい。
それとルノー コレオスはまた通なチョイスですが、非常に手頃なSUV。中でも衝突安全の高さはトップクラスで、唯一ジミってのが辛いところで。
金子:EクラスはEクラスで、昔のメルセデスの味が戻ってると思うし、どれ選んでも世間に流されてない感じがするのが、輸入車の凄さだよね。どれもそれぞれクルマがちゃんと自分を主張している。
小沢:「No!」といえる輸入車って感じですか(笑)。
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