DESIGNER'S ROOM vol.2 SUBARU LEGACY 磯村 晋(1/4)

  • 筆者: オートックワン 編集部
  • カメラマン:小平 寛 / 富士重工業株式会社
DESIGNER'S ROOM vol.2 SUBARU LEGACY 磯村 晋
磯村氏 イメージ スバル レガシィB4 走り 磯村氏 イメージ スバル レガシィ ツーリングワゴン サイド スバル レガシィB4 サイド スバル レガシィ アウトバック 3.6R サイドビュー 磯村氏 イメージ スバル レガシィツーリングワゴン スバル レガシィB4 スバル レガシィアウトバック 磯村氏 イメージ 画像ギャラリーはこちら

日本ではあまり大きく取り沙汰されないカーデザインという分野。

当然カーデザイナーも同じである。

日本は自動車先進国でありながら、現代の若者の自動車離れは加速度を増す一方だ。そこでオートックワンは、クルマの楽しみ方の一つに“デザイン”という、 もう一つの分野が存在することを、多くの若者に認識してもらおうと考えた。

このクルマは誰が、どんなコンセプトのもと、どんな想いで、デザインを行ったのか。

話題のクルマを監修したデザイナーに、オートックワンが一早くクローズアップ。 一線で活躍するデザイナー達による、その造形に託した熱いメッセージを、 インタビューで解き明かす企画、

それが、DESIGNER’s ROOMである。

LEGACY リード デザイナー  磯村 晋 氏へ、クローズアップ

スバル レガシィB4 走り磯村氏 イメージ

「レガシィオーナーの方って、ご自分が乗られているレガシィが一番カッコイイと仰っている方、とても多いんですよ。」

嬉しそうにそう話すのは、富士重工業株式会社 スバル商品企画本部デザイン部の磯村 晋氏だ。この人物こそが新型レガシィのデザインを引率した、リードデザイナーである。

これまでに磯村氏が携わってきたクルマは、初代プレオやサンバーをはじめ、2代目フォレスター、さらに北米モデルのSUV“B9トライベッカ”などが挙げられる。

日本が世界に誇る名車“レガシィ”。20年目を迎え、5代目となり生まれ変わったレガシィのデザインに託したものとは何なのか。

 その大胆なスタイリングへと姿を変えた、デザインの真意に迫る。

20年目を迎えた5代目新型レガシィですが、まずデザイン開発のプロセスからお聞かせください。

スバル レガシィツーリングワゴン イメージ

磯村)今回の新型レガシィから「パッセンジャーズファン」という全ての乗員を意識したデザインプロセスを取り入れました。

レガシィは従来ドライバーズカーとしては常に高い評価をいただいて参りましたが、今回からはドライバー以外の乗員の方へも、ホスピタリティの面でのさらなる配慮を行いました。

ですから先代に比べてボディサイズが大きくなったというのは、乗員全員にゆとりの室内空間を提供すべく採られた改変手法で、今回の新型レガシィシリーズで、一番重要と考えられたポイントです。

そしてデザイン面ではこれらのポイントを集約し、高次元でバランスさせ、強い存在感と強いスポーティ性を表現しました。

新型レガシィのデザインでは何を目指されたのですか?

スバル レガシィツーリングワゴン イメージ

磯村)まず、レガシィのデザインの考え方の一つに「ホイールオリエンテッド」という考え方があります。

これは4駆らしいデザイン、つまり走りの確かさや、4輪の存在感を際立たせたデザインをしていこうというモノです。今回の新型レガシィシリーズも、これを踏まえている為、どれもタイヤアーチの存在を強く印象付けているのが見て取れると思います。

それと先ほども申し上げた「パッセンジャーズファン=ホスピタリティ」です。

実は先代レガシィというのは、CセグメントとDセグメントのちょうど中間を担う独特なポジションに位置するクルマなのですが、新型レガシィは新たにDセグメントのメインストリームで勝負を挑みました。

そこには「どうせ格上げさせるなら、絶対Dセグメントの中では決して埋没させたくない」という、新型レガシィ デザインメンバーの強い想いがありました。

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筆者オートックワン 編集部
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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