2016年 10大ニュース -自動車業界を振り返る-(2/2)

2016年 10大ニュース -自動車業界を振り返る-
トヨタ タンク攻めのPR 日産 セレナ ホンダ フリード トヨタ タンク攻めのPR 日本カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた スバル インプレッサ 完全自動運転のグーグルカー フォード 日本カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた スバル インプレッサ 米グーグル 高速道路 高齢者による高速逆走イメージ 画像ギャラリーはこちら

5位 絶妙のタイミングで三菱自に手を差し伸べたゴーン氏の経営手腕

日産のゴーン氏と三菱自の益子氏

燃費不正問題で三菱自動車の株価は暴落。このタイミングをゴーンさんは見逃さず買いに出た!

冷静になって考えてみたら三菱自動車のポテンシャルは高い。苦境を脱すことが出来れば、日産・ルノー・三菱自動車の合計で1000万台になる。

トヨタ、VW、GMと並ぶ規模のアライアンスになるのだからスゴイ!

4位 Google自動運転の開発断念

完全自動運転のグーグルカー

日産セレナのプロパイロットなどの登場で「自動運転元年」と考える人もいるようだけれど、これまで巨額の開発予算を投じてきたグーグルが事実上、自動運転の開発プログラムを凍結した。

グーグルだけでなくアップルも自動運転の開発を止めている。

総合的に考えれば完全自動運転は遠ざかったように思う。

3位 逆走や踏み間違い事故が多発

高齢者による高速逆走イメージ

2016年のニュースで多かったのは運転ミスによる自動車事故。

事故の総数を調べれば減少傾向ながら、メディア関係者に「クルマを嫌う世代」が増えたためクルマの事故の報道も多くなってきたのだろう。

一つ一つの事故をキッチリ分析し、再発防止策を練るのはよいことだと考える。

2位 三菱自動車燃費不正問題

平成27年度業績概況説明会:三菱自動車本社

三菱自動車の場合、この手の不祥事が多すぎる。

加えて燃費不正は国交省から課せられた再試験も不正をしていた、ということを考えるなら単純なミスではない。抜本的な社内改革をしなければ、今後もこの手の問題が起きる可能性大。

日産による改革は三菱自動車にとっても好ましいのではなかろうか。

1位 2016年国産新型車が少なかった

ホンダ フリード

業界的に考えれば最も大きな“事件”である。過去30年くらい遡ったって、これほど新車の少なかった年は無い。様々な事情が重なったということなのだろうけれど、日本市場の規模縮小を物語っている。2017年は多くの新型車が出て賑わうだろうか?

読者諸兄にとっての2016年はいかがだったでしょうか?

素晴らしい2017年になることを期待しています。では良いお年を!

[Text:国沢光宏]

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国沢 光宏
筆者国沢 光宏

1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない(本人談)Webサイトを運営中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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