相次ぐ悲惨な高齢者運転事故、認知症や誤操作へ有効な対応策とは(2/2)
公開日:
最終更新日:
- 筆者： 国沢 光宏
現状では走行中の踏み間違いによる対応策は無い
また、自動ブレーキの「誤作動」も考えなければならない。現状では誤作動した際を考え、アクセルを踏むことによりアクセルが優先される。アクセル操作を無視すると、最悪、高速道路の追い越し車線で急停止してしまいます。
そんなこんなで、現状は優秀な自動ブレーキを持ってしても走行中の踏み間違いによる対応策は無い。
自動ブレーキを使った「走行中のブレーキとアクセルの踏み間違い」を防ぐシステムの構築は、もう少しセンサーの精度を高めなければならないと思う。
一番可能性が高いのは、物体を人間の目と同じくらい的確に判断できるステレオカメラ＋人工知能を使ったシステムだろう。高齢者ドライバーの増加もあり、総合的な飛び出し防止技術が求められる。
[Text：国沢光宏]
【PR】MOTAおすすめコンテンツ
検索ワード
1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない（本人談）Ｗｅｂサイトを運営中。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
この記事にコメントする