トヨタが理想を追い求めたSUVの自信作!“プリウスSUV”と呼ばれた「C-HR」の実力とは(1/2)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:トヨタ自動車
「プリウスSUV」のC-HRに日本車のライバルは無し?
間もなく開催されるパリサロンで「プリウスSUV」と呼ばれていた『C-HR』の市販モデルが発表される。
情報を小出しで公開してきた上、市販車より早くニュルブルクリンク24時間耐久レースに出場させるなど、ティザー(事前PR)を盛んに行っているため、コンセプトやデザインについちゃ改めて紹介することも無かろう。
クルマの内容はまさしく「プリウスSUV」と言って良い。すなわち新型プリウスに採用されている新世代プラットフォーム“TNGA”とハイブリッドシステムを使ったSUVである。日本車のライバルは存在しない。
ボディサイズは、フィットベースのヴェゼルや、デミオのSUVであるCX-3と、エクストレイルやCX-5の中間サイズをイメージいただければOK。
C-HRの特徴は「楽しい走り!」
特徴は「楽しい走り!」である。レースで先行デビューさせたことから解る通り、相当の自信作らしい。
もっと言えばTNGAの第一作であるプリウスの評価がイマイチ伸び悩んでしまっている。デザインもさることながら、プラットフォームの良さについて話題にならないのだった。
実際、プリウスは乗り心地良いけどハンドリングは平均的。「だったらC-HRでTNGAのポテンシャルを見せましょう!」ということなんだと思う。
確かにプリウスの足回りを見ると、驚くほど凝っている。なんたってリアはコストの掛かったダブルウィッシュボーン。ライバルメーカーがウなったほど。VWだってコストダウンしている中、トヨタはあえて理想を追い求めたのだった。
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