ダイハツ キャスト アクティバは4駆モデルの最低地上高をハスラーより5mm高く設定し、滑りやすい路面でグリップさせる制御を充実させるなど、悪路を走る用途にも対応するモデルです。ムーヴ譲りの基本性能の高さが魅力ですが、OPEN COUNTRY R/Tとのマッチングもグッド。
高速道路を使って遠出するシーンでは、走行中のロードノイズが思いのほか少なく、車線変更がスムーズでした。車体が揺り返されるような無駄な動きを感じさせず、持ち前の操縦安定性が損なわれていないことで、クルマと息を合わせて走れるところがいいですね。
いざ、深い轍(わだち)や石が転がる悪路に差し掛かると、ここでも操舵に対するタイヤの動きが素直。急にグリップしてハンドルを取られるようなこともなく、普段は悪路を走り慣れていないドライバーでも安心して走れるタイヤだと思いました。
Photo:島村栄二 撮影協力:SPLASH GARDEN 秩父