autoc-one.jp 記事・レポート 特集 自動車評論家コラム 国産セダンは人気がない!?日本でセダンが売れない2つの理由 3ページ目

自動車評論家コラム 2016/8/15 11:52

国産セダンは人気がない!?日本でセダンが売れない2つの理由(3/5)

国産セダンは人気がない!?日本でセダンが売れない2つの理由

セダンが売れない二つの理由(2)国産セダンの「商品力」の低下

トヨタ プレミオ

国産セダンが売れなくなった2つ目の理由は、セダンの「商品力」が全般的に低下したことだ。

冒頭でも述べたように国産車の売れ筋は5ナンバー車だが、セダンでこのサイズに収まるのは現在5車種しかない。その中で「トヨタ カローラアクシオ」は発売から5年、「トヨタ プレミオ&アリオン」に至っては9年もの月日が経過した。

「日産 ラティオ」は売れ行きが低迷して、近々国内販売を終える。そして残りの1車種は、約2年前に発売された「ホンダ グレイス」だ。

ホンダ グレイス

プレミオ&アリオンはフルモデルチェンジをすべきではあるが、先ごろのマイナーチェンジで妥協した。

緊急自動ブレーキを設定したものの、コンパクトカー向けに開発されたToyota Safety Sense C(トヨタセーフティセンスC)だから、歩行者を検知できず、ブレーキの作動上限は時速80kmにとどまる(警報は時速140kmが上限)。

走行安定性、乗り心地、シートの座り心地でも設計の古さを隠せない。前後席ともに頭上と足元が広く、取りまわし性も良いが、セダンで重視される趣味性が低い。グレイスも実用重視だ。

レクサス GS

一方、定期的にフルモデルチェンジを行う車種は、クラウンを除くといずれも海外向け。サイズと価格が適度なのはアクセラ セダンとインプレッサ G4程度で、レクサス ISはミドルサイズでも価格が高い。

レクサス GSや日産スカイラインは大柄で、ホンダ アコードやトヨタ カムリはハイブリッドとはいえLサイズセダンなのに雰囲気が地味。国内市場に合わない海外向けの商品を流用した印象が強い。

またレクサスやスカイラインは、消費者から見るとメルセデス・ベンツやBMWの後を追いかけているように思えてしまう。実際、スカイラインに搭載される2リッターのターボはメルセデス・ベンツ製だ。

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