市販されない幻のトヨタ86オープンモデル「86コンバーチブル」でレース参戦!(3/3)
- 筆者:
- カメラマン:茂呂幸正 Text:ダブルクラッチ
(ブラック)山口悦子さん
プリウスカップの司会進行を務めたこともある彼女。そんなときに出た話題について「あれはこのことだったのか」走りながら勉強になるレースだったという。普段はお酒を飲まないご本人、お父様が飲んだ時の運転を代わる程度しか運転はしてないとのこと。
(コメント)リアルマリオカートの世界の様で楽しかった。かわいい女子ばかりのチームでテンションが上がります。実は最近周りでもクルマ好きの女子が多いのですが、気軽に始めることができ、レースが進んでいく中でいろいろ勉強になりました。「助手席よりもハンドル握った方が楽しいよ」と、クルマ好き女子たちにも教えてあげたいです。初心者でも楽しめる86、音も低いボディもカッコいいので、多くの人に乗ってほしいです。
(レッド)星乃華さん
現在スーパーGT300クラス Team TAISAN SARDのレースクイーン。普段はヴァンガードに乗っているので86に乗った感想は「凄く低い」。高速でもカーブを曲がることができ、さすがだと思った。
(コメント)まず「レースって本当に過酷なんだ」ということを肌で感じる事ができました。普段から近くで見ているし、選手にも接しているのですが、こんなに暑いなんて!今まではまずレース後はドライバーに冷たい飲み物を渡していましたが、実際走ってみると、まずタオルがほしいと思ったので、これからはレースクイーンとしての振る舞いにも活かしていきたいです。走っていると自分の性格で気づかされる面もありました。周回遅れで先を行くマシンに囲まれたときに妙に気を使ってしまったり。もっと前に出ないとダメだなと思いました。だんだん暑さも厳しくなり集中力も切れてきますので、2周くらいは充実感もありましたが、全体的には楽しかったけれど心残り。やはり結果も追いたいと思いました。そし一番感じたのは、レーシングドライバーは、走った後で、こうした振り返りが多いということ。今まで結果だけを見て、「お疲れさまでした」とか「速かったですね」とか、とにかくコミュニケーションをやみくもに取ろうとしていましたが、いい成績でも、そうでなくても、走った直後はそっとしておいてほしいときとかもあるのかなと思ったり。選手の気持が少しだけわかった気がしました。走りよりも気持ちの面で得るものが多かったレースでした。楽しいだけでは物足りないので、次回チャンスがあればしっかり戦略を立てて臨みたいです。
(監督)キャンベル坂田智子代表
(コメント)作戦は成功したのではないでしょうか。初参加にして完走はしたものの、しっかりと次につながる課題も残り、チャレンジすることの意味、本質を体験できたと思います。事前に練習走行ができなかったものの、シミュレーションをやっていたのは大きかったです。コースの様子やマシンの挙動など、実によくできていて、実車での走行ではないからと侮れないクオリティでした。私もとても楽しかったし、CACのメンバーも楽しめたと思うので第一回目としてはまずまずでしょう。来年は自分でもあともう2周くらいは走れるようにしたいものです。ぜひ同じメンバーでまたこのレースにチャレンジしたいです。
[Text:ダブルクラッチ]
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