マツダフェスタ 2008 メディア対抗レースレポート(2/4)

マツダフェスタ 2008 メディア対抗レースレポート
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挑むのは4人のシロウト侍たち

我がチームのドライバーは、上坂雄一編集局長、中島俊介編集長と、助っ人として、同日併催のパーティレースに参戦中のアマチュアレーサー林吾朗氏を擁し、それに筆者の岡本幸一郎を加えた4名という編成(以降、敬称略)。全員シロウトである。

他のチームを見ると、現役プロドライバーや、名門チューニングショップのメカニックや、はたまたレースクイーンまで調達しているチームもある。しかし我がチームは、監督もメカニックもドライバーも、この4人でこなすという、まさに手弁当チーム。初参戦でこの体制でどこまで上りつめることができるのか?

予選。どのチームももっともタイムを出せるドライバーを送り込んでくる。その顔ぶれたるや、スーパーGTやスーパー耐久などに出場中のバリバリの現役レーサーが多数。我がチームは、なぜか岡本が担当。しばらく筑波を走ってないし、今回も練習走行をしておらず、ぶっつけ本番で予選に臨むことに。大丈夫か・・・?

結果は、失敗の連続で、けっきょく全25台中で22位に沈んだ。まあしょうがない、これも実力のうち。そのぶん決勝で取り返してやる!

つまずくスタートも後の好走で挽回

午後4時、決勝レーススタート。

我がチームのスタートドライバーは上坂。ちょっと出遅れて、順位を2つ落として24番でオープニングラップを終える。しかしその後、安定したラップを刻む。

使用できるガソリンの量が決められているので、我々はとりあえず最初はエンジン回転数の上限を5,500回転として様子を見て、ガソリン残量の状況次第で臨機応変に対応しようという作戦。無線の使用は禁止されているので、携帯電話でときおり連絡を取る。なお、ひとりのドライバーの連続走行時間は50分、合計で90分と決められている。

上坂は順位を少し上げて、約40分を走りきり、予定どおり中島にバトンタッチ。この日に向けて、プライベートで走行会に参加するなどして、ほとんどビギナーから短期間で筑波を走れるようになった中島も、まずまずのペースで周回を重ねる。「筑波は小さいけど走って楽しいコース!」と本人談。途中他車との接触があってリアバンパーを損傷するも、走行に大きな影響は無いよう。我が「オートックワン・ロードスター」のバトンは岡本に引き継がれた。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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