autoc-one.jp 記事・レポート 特集 PR企画 Ford FIESTA & KUGA "LAST IMPRESSION"「ありがとう 素晴らしきFordライフを…」 フィエスタ&クーガ ラストインプレッション(フィエスタ編)
◆間違いなく虜にされられるエンジンフィール
Bセグメントの中で異彩を放っているのがフォード・フィエスタだ。その実力は僅か1ℓのコンパクトカーとは思えない。
直噴3気筒ターボエンジンは世界の名機の一つに数えられており、リッターカーの安っぽさはどこにもない。それもそのはず出力が100PSと大きいだけでなく、最大トルク170Nmと1.8ℓクラス並みを1400~4000rpmという低中速回転域で発生する。
車両重量は1160㎏なので走りの実力は抜きんでている。特に加速力は特にシャープで、FIESTAのエンジンフィールを味わうと間違いなく虜になると思う。
トランスミッションはゲトラグ・フォード製のデュアルクラッチ6速。テンポの良いギヤシフトとダイレクト感が身上だ。
Sモードではシフトノブ横のサムスイッチでマニュアルシフトも可能。ワインディングロードでも硬質/上質なエンジン回転とダイレクトなデュアルクラッチはクルマ好きには取って満足度120%だ。
◆高い安心感と頼りになる力強さ さすが欧州生まれ
硬質と言えばステアリングフィールは欧州フォード車の特徴をよく表している。少し重めだが確実に路面を掴む感触は安心感が高く、頼りになる力強さ。
操舵初期から秀でたハンドリングはホットなドライバーだけでなく、誰にも安心でき、ホントに素晴らしい。
乗り心地は固めだが、すっきりとした乗り味だ。また荷物の収納能力も予想以上で、さすがに欧州生まれと頷かせる。
どうしても付け加えたいことはドライビングポジションだ。欧州フォードの採用してきたコマンドポジションの伝統で、アップライトに座り、良好な視界とキチンとした姿勢を確保することで、FIESTAに乗ると気持ちがシャッキとするのだ。
そんなクルマはなかなかないぞ!
Text:日下部保雄 Photo:青木禎之