世界で急速な普及の「ライドシェア」いわゆる白タク、日本では考えられない世界のタクシー事情(3/3)
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- 筆者: 桃田 健史
- カメラマン:桃田健史/GM/オートックワン編集部
「ライドシェア」日本では流行らない?
このように、海外では「タクシーはいい加減で、信用できない商売」というのが一般常識。だから、「ライドシェア」が流行る。
つまり、日本で「ライドシェア」の需要はない。呼べば時間通りに来るし、街中でも気軽に乗れるし、遠回りもしないし、現金でもクレジットカードでも支払いができる日本のタクシーに対して不満を持っている人は少ない。
唯一の不満としては、料金が高いということだろう。この点については、大手の日本交通が1km程度の初乗りで400円台の低料金となる実証試験を始めるなど、価格の見直しが進みそうだ。
タクシーの価格がリーズナブルになれば、「ライドシェア」の出る幕はなくなるのではないか?
それなのに、日本政府はなぜそこまでして「白タク解禁」を推し進めようとしているのか?その本当の理由がよく分からない。
[Text:桃田健史]
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