三菱自動車「燃費不正問題」、26日の記者会見で感じた二つの違和感(2/2)

三菱自動車「燃費不正問題」、26日の記者会見で感じた二つの違和感
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向くべきはユーザー!クルマを買ってくれるのは国交省じゃない

三菱自動車工業の相川 哲郎 取締役社長 兼 COO:写真(2015年6月)

もう一つ意外だったのが、記者に突っ込まれる度に「国交省様の返事を待って」と答えていたこと。本来ならユーザーを向くべきだと思う。

高速惰行法で計測している車種はある程度解っていることだろう。国交省が報告する前に記者会見で発言したらメンツを潰すという配慮なんだと思う。

でもクルマを買ってくれるのはユーザーであり、国交省じゃない。記者会見を見ていて、やはり三菱自動車にとって一番大切なのは国交省ですね、と感じた。

メディア側は記者会見をやるなら、もっと新しい事実や概要など公表されると考えていたようだ。案の定、27日の報道は厳しい内容に終始している。

せっかく第三者の調査委員会を作ったのなら、現時点で解っているだけでいいから最新情報をアナウンスすべきだ。

警察だって犯人を捕まえた際、本来流しちゃイケナイ情報をリークさせて国民の要求を納得させる。

このあたりの「戦略」は三菱自動車上手くない。これではどんどん悪い方向に向かいます。

[Text:国沢光宏]

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国沢 光宏
筆者国沢 光宏

1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない(本人談)Webサイトを運営中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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