シトロエン「C6」が復活!シトロエンらしさではなく、ライバルに負けない存在感を全面に
- 筆者: 桃田 健史
- カメラマン:桃田健史/PSA
ライバルに負けない高級感を全面に
シトロエン「C6」が復活した。
といっても、往年の「CX」をインスピレーションした先代「C6」のような、シトロエンらしい尖ったデザイン性は持っていない。
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新型「C6」は、最上級Dセグメントの王道、といった印象。Cセグメントの「C4」、エントリーDセグメントの「C5」のさらに上を確実に狙った結果だ。
公開されたボディ寸法は、全長4.98m×全幅1.84m×全高1.47mとかなりの大柄。そして、中国におけるDセグメントの必須項目である、リムジンとしての後席の広さを実現するため、ホイールベースは2.90mとした。
デザインでは、「C4」や「C5」のように、フロントマスクでシトロエンのデザインアイコンを強調するのではなく、ライバルたちに「街中での存在感で負けないための」ラギットな高級感を全面に押し出すデザインコンセプトだ。
また、リアビューでは「C5」とのデザイン共通性を感じる。
未発表のエンジンはターボかHVを投入か?
インテリアでの特徴は、ダッシュボードのメーターパネルにTFTディスプレイを採用。新型ジャガー「XF」でも採用している全画面対応のナビゲーションシステムなどを備える。
また、アクティブセーフティブレーキや360度アラウンドビューモニターなど、安全運転補助機能を重視した。これは、2017年からさらに厳しくなる、欧州での歩行者保護規制に対応したものだ。
エンジンについては今回未発表。PSA(プジョー・シトロエン)全体として中国のCAFE(企業別平均燃費)を考慮すれば、新型「C6」ではダウンサイジングターボやハイブリッド車の投入が妥当であろう。
新型「C6」、中国での発売は今年9月を予定している。
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[Text:桃田健史]
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