autoc-one.jp 記事・レポート 特集 カーソムリエ “AE19”学生達による試乗レポートを掲載!~“Assistant Editor”「クルマ離れと戦う学生19人」 04-2

“AE19メンバーの紹介&レポート”

大塩純平 さんのVWシロッコ試乗レポート

  • 大塩 純平
    芝浦工業大学
    所有車 : マツダ ロードスター
    第1回学生選手権ファイナリスト
    軽自動車からレーシングマシンまで、クルマの事ならなんでも好きです。 11年前、Z33型フェアレディZに出会って以来、クルマにのめり込みました。以来、グランツーリスモを通してクルマの楽しさ、チューニングの奥深さを知りました。 もっと多くクルマの事を知りたい好奇心を大事にしています。

    このクルマを一言で表すと?

    しっかり応える優等生

    VWシロッコについてのオススメポイント

    走る、止まる、曲がる。クルマの基本がしっかりしている事だろう。
    正直なところ、ゴルフに代表されるVW車の評価はあまりにも高すぎるし、そんなに良い物かと疑問に思っていた。が、シロッコで初めてVW車に乗ってみて、その疑問は吹っ飛んだ。ドライビングポジションも最適で視界も良好。走り出しもスムースでステアリングも適度な硬さ。段差を乗り越えても硬質な振動と共に直に落ち着く。アクセルには素直反応し、DCTは変速ショックなくギアチェンジをしてくれる。少々ハードなブレーキングをしても思っていた以上に短い距離で停まった。とにかくもう、走る、止まる、曲がるがしっかり押さえられているのだ。エンジンは1.2lと小柄だが、ターボチャージャーとスーパーチャージャーを搭載したデュアル過給でパワー不足は全く感じないし、加速に違和感もない。
    これは確かに、一度乗るとVW以外を乗れなくなる人の気持ちがわかった。こうもまあ基本をしっかり押さえた優等生、思わず買いたくなってしまった。

    VWシロッコについての不満な点

    些細な不満点ではあるが、ウィンカーレバーの位置が国産車と逆である点だろうか。慣れてしまえば問題は無いと思うが、それでもエアコンやナビの操作とウィンカーの操作、それらを全て左手で行わなければならない為、VW車のみならず輸入車全般の不満点ともいえよう。
    そしてもう一つ、MTモデルが日本には導入されていない事も不満点として挙げられる。ここまで基本を押さえてスムースに走れるだけに、DSGだけでなく自らギアを選択して操ってみたいと思う。もっとも、AT比率が高い日本では、クラッチのあるMTの販売は低迷するのは必至。仕方がないと言えば仕方がないが、それでも尚、MTに乗ってみたいのが本音だ。