MOTAトップ ニュース/記事 特集 カーソムリエ 行け!オートックワン自動車部 ~第一回 大学生試乗会~ page01

  • 「これはホントに普通車なの!? ほとんどモータースポーツ専用の競技車みたい!」
    「ずっとジェットコースターの頂上に居る感じ!」
    「隣のクルマの車輪に自分の目線があるなど、運転席からの景色が非日常なので、信号待ちで停まっている最中さえも楽しかった!」
    「ステアリングのギア比がクイック、かつ手応えがソリッドなので、ゆっくり走っていても最高に楽しい!」
    「ボディの剛性感が凄まじい!ミッションの入りが気持ち良くてヤバイ!入れた奥でゴツッという感触が伝わる!」
    「自分の愛車ロードスターからのステップアップとして、いつか乗り換えたい!」
    「MT車は初めてだけど、案外扱いやすくて乗りやすかった!」
  • 全員が試乗後に「ヤバイッ! ヤバイッ!」と連呼するなど、興奮度の高さには凄まじいものがありました。「実用性が低い」「乗り降りがしずらい」といったネガティブな感想は誰の口からも一切出ず、ただひたすら賞賛の嵐。日本中の若者が彼らのようなクルマ好きになると、将来エリーゼは月販1万台ペースで売れるはず、なんてことを思わせてくれました。
  • 「タイヤがほとんど自分の身体の真横にあるのがすごい! サスペンションの動きが目視で確認できる! ありえない!」
    「走っているというより、飛んでいるという感じ!」
    「自分の愛車はなくてもイイと思ってたけど、コレならほしい!」
    「ロータスよりも愛車のロードスターに近いかも」
    「コレに毎日乗れと言われたら喜んで乗る! 雨風、熱さ寒さの問題ごときは工夫で克服できる」
    「超シンプルなのにクルマとして完成している。改善をする必要性がまったくない。きっと50年後もカタチを変えずに存在してると思う」
  • 全員がエリーゼ以上のヤバさに興奮しつつも、「買いだ!」と真顔で叫んだことに驚きました。
    「スゴイ」という感想が噴出することは当然としても、ここまでスパルタンなクルマを躊躇せずに「買い」と評する感性が衝撃的です。エリーゼ以上に実用性に難のあるクルマですが、それを不満とする部員は誰も居なかったことも驚きでした。セカンドカーとしてではなく、これを毎日の足グルマとして乗りたいという部分に若さが溢れています。
  • 「足が硬いのに乗り心地が良いのに驚いた!」
    「アイドリング時やゆっくり転がしているとすごく静かなのに、アクセルを踏んだらサウンドが激変して、二面性が面白い!」(←トムスのマフラーを装着しています)
    「ファミリーカーとして余裕で使える。4枚ドアなんかなくていい」
    「トンデモない高性能車に改造してからサーキットでアタックしたい!」
    「色を塗り替えたり、自分好みにアレコレいじってみたい」
    「エリーゼやセブンと比べると大きくて重いのに、運転するとボディの大きさや重量をほとんど意識させられない。同じぐらい小さなクルマのように感じるところがすごい」
    「メカニズム部分の透視図のような写真から想像される以上に重心の低さを感じた。ケーターハムから乗り換えても腰高な感じが一切ない」
  • 若者たちをして「カスタムをしたくなる」という感想が自然にこぼれるところは、まさにクルマのコンセプト通り。作り手の狙いは見事に若者の心を射止めたようです。
    ケイターハムでさえ足グルマにしたがる彼らにとっては、実用性や居住性は十分以上に備わっていたようで、ファミリーカーとしても候補に挙がるようでした。
  • 「スポーツカーから乗り換えた瞬間はフワフワに感じたけど、ボディは硬質で、まるで金庫に乗っているみたいで安心感がある」
    「ミッションをマニュアルモードにすると楽しい。2ペダルだけど、クラッチの断続する感触が伝わってくるところがイイ」
    「どうせならマニュアルで乗りたいけど、2ペダルでも全然嫌じゃない。たとえば奥さんがAT限定免許である場合の妥協点としては最高」
    「3気筒のエンジンはいかにも内燃機関が回ってるという実感がある」
    「小型車なのにデザインの存在感が強く、エントリーカーという気がしない」
  • 一般的にはネガティブな部分としてとらえられがちな2ペダルセミATも、クルマ好きの若者にとってはむしろ好材料として光りました。運転を積極的に楽しみたい人にとっては、無振動で滑らかなATよりも、変速する瞬間が明確に実感できるほうが好ましいようです。
    奥さんがAT限定の場合に良いとするなど、すでに現実的な問題と対峙した際のことを想定するところがすごいです。頭脳が明晰な若者は、ただスポーツカーに狂喜するだけでないのですね。
  • 「普通過ぎてガッカリするかもと思ったけど、高級車といっても言い過ぎではない総合的な完成度の高さに感動」
    「停止するよりも先にエンジンが停まったり、燃料を薄く薄く燃やしながらも十分なトルクを出しているエンジンの感触が面白い」
    「運転しているときは良いけど、リアシートに居ると車体の揺れが大きいのが気になる」
    「踏力に応じて制動が立ち上がるブレーキのフィーリングが気持ち良かった」
    「メカニズムを知れば知るほど、燃費低減にかけるエンジニアの執念が感じられて敬意を評したくなる」
    「電動パワステがこんなに自然な感触だとはビックリ。ゲーセンのハンドルのようなものだと思っていた」
  • 超アナログなケイターハムに興奮したかと思えば、ワゴンRでは燃費低減に関する技術面への関心の強さをあらわにするところはさすが理系。
    広報担当者への質問も技術系の内容が多く、日本の軽自動車が到達した高次元のエンジニアリングに興味津々の様子でした。
  • 「着座位置とかは全然普通のクルマなのに、すごく楽しくて意味が分からない!(笑)」
    「鈍重ではないけど重厚感があって、高級車に乗っているみたい。いかにもお金のかかったクルマに乗っているという気がする」
    「完璧な高性能車って感じ。居住性も十分以上で、不満とか欠点がまったく見当たらない。燃費も15km/ℓぐらい走ると聞いてビックリ!」
    「余計なノイズは聴こえず、レーシーなエンジンサウンドだけが耳に届くような音の調律がすごい。ひとつひとつの技術に深みを感じる」
  • 「スイスポ」というクルマは、やはり大学生にとっては現実的に購入しやすい範囲でもっともホットなクルマという存在だったようで、誰もが「念願のスイスポだ~!」と興奮を抑えきれない様子。想像以上にスポーティで、かつ高品質であったことが驚きだったようです。