-藤島
ロングライフのイメージが強いヨーロッパのタイヤの中でも、特にミシュランは長く使えるイメージがあります。その秘密はどこにあるのでしょう?
-五味
わかりやすい部分を説明すると、ミシュランX-ICE XI3は深溝構造を採用しています。
また独自開発のトレッドデザインにより、たとえ50%摩耗してもトレッド面の変化が少ないため、排水性やエッジ効果等の初期効果が持続します。
-藤島
私のように、神奈川に住んでいて年に2~3回しか雪上を走る機会がない人にとっては、耐摩耗性の高さはスタッドレスタイヤの絶対条件にあがります。
-五味
僕も千葉の人間なので北国在住の人のようにガッツリ使うライフパターンじゃないけど、ミシュランはなるべくたくさんの面積をキレイに接地させるタイヤなので、偏摩耗がしにくい点も見逃せません。
都市部の人にも強くおすすめできますよ。実際、雪が降ると一番危ないのは街中の交差点ですから。
-藤島
雪や氷の路面では、向こうからぶつかってくるクルマもありえますし、ちょっとした不注意で自分が加害者になってしまうリスクが高いので、可能な限り高性能なスタッドレスタイヤを装着したいという思いが、より一層強くなりました。
-五味
いかに高性能な「X-ICE XI3」でも、絶対にぶつからないかといえばそんな保証はどこにもないし、事故を起こしたり、巻き込まれたりするリスクがなくなるわけではありません。しかし、大事なのは最善を尽くして自分で納得することだと僕は考えています。現状で選べる最高のタイヤを履いていて、最悪の事態になったら仕方がないけど、スタッドレスタイヤ選びを妥協して、性能の低いスタッドレスタイヤで事故を起こすと絶対に後悔します。それを考えると、自然にたどり着くのがミシュランの「X-ICE XI3」だと思いますよ。
-藤島
サマータイヤ選びも大事ですが、夏とは比較にならないほどリスクが高い、危険と隣り合わせの冬期路面では、絶対にスタッドレスタイヤに妥協してはいけませんよね。
-五味
何度もいいますが、冬以外の季節の非日常が日常になるのが冬期路面の怖さだということを強く認識していただきたいです。クルマのパーツの中で唯一路面と接地しているのはタイヤであり、タイヤを活かしきるためにクルマのすべての技術があります。それを忘れず、高性能なスタッドレスタイヤでウインタードライブを楽しいものにしていただきたいですね。
-藤島
今日は本当に勉強になりました。スタットレスそのもののイメージと、ミシュランのタイヤ作りの思想、それに奥深さを知ることができました。
-五味
ぜひ皆さんにMICHELIN X-ICE XI3試していただきたいですね。