マツダ 新型「デミオ」デザイナーインタビュー/マツダ株式会社 デザイン本部 チーフデザイナー 柳澤 亮 【DESIGNER’S ROOM】(1/5)

マツダ 新型「デミオ」デザイナーインタビュー/マツダ株式会社 デザイン本部 チーフデザイナー 柳澤 亮 【DESIGNER’S ROOM】
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日本カー・オブ・ザ・イヤーやGマーク金賞にも輝いたデザインの価値とは

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新型「デミオ」が2014-2015日本カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。マツダとしては2年前の「CX-5」に続く快挙だ。CX-5から導入した「スカイアクティブ・テクノロジー」と「魂動デザイン」が再評価されたことになるが、新型デミオの場合はとくに、5ナンバーのコンパクトカーでそれを実現したことが価値を高めた。

さらに11月4日、2014年度グッドデザイン賞(Gマーク)において、特に優れたデザインに贈られる「グッドデザイン金賞」にも輝くなど、新型デミオはデザイン面でも高い評価を得ている。

このクラスの国産車の常識を打ち破るデザインとクオリティ、テクノロジーを、コンパクトなサイズとリーズナブルなプライスで実現したわけで、CX-5や「アテンザ」、「アクセラ」以上に制約が多かったことは間違いなく、このカタチに結実するまでには、さまざまな苦労があったはず。チーフデザイナーの柳澤亮さんに、そのあたりを伺った。

マツダ 新型「デミオ」デザイナーインタビュー/マツダ株式会社 デザイン本部 チーフデザイナー 柳澤 亮 【DESIGNER’S ROOM】

オートックワン(以下AO):新型デミオのデザインはいつスタートしたのでしょうか。最初から魂動デザインで行くつもりだったのでしょうか。

マツダ株式会社 デザイン本部 チーフデザイナー 柳澤 亮 さん(以下Y):2011年初めから始まりました。コンセプトが少し先行していましたが、理想のBカーを目指そうという考えは共通でした。

すでに魂動デザインという考えはあって、コンセプトカーの「靭(SHINARI)」も出ていたので、魂動の考えを入れることは決まっていました。でも「どこまでが魂動か」というデザインの幅は決まっていなかったので、当初はワンモーションフォルムでキャビンの大きいものとかもありました。それは魂動とは違うということで、今の形に収束していったのです。

「魂動デザイン」アテンザやアクセラとの違い、そして先代デミオとの違い

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AO:同じ魂動デザインのアテンザやアクセラから変えた部分はありますか。

Y:アテンザやアクセラを単純に縮めると不自然になってしまいます。小さいなりのバランスが必要です。魂動デザインでは自然界のアスリートから学ぶことが多いのですが、チーターを例に取ってみると、これまでとは違ったチーターの動きをイメージしました。具体的には、茂みの中から獲物を見つけて飛びかかる、凝縮したエネルギーを解放に変える爆発的な瞬間を描きました。

AO:デミオは先代の時点ですでに魂動っぽいデザインだったような気がするのですが、先代デミオに魂動の原点みたいなものがあったのでしょうか。

Y:先代デミオは、現在デザイン本部長を務めている前田が担当しました。

◎参考:マツダ デザイン本部長 前田育男 インタビュー[2012年6月28日]

魂動デザインも、前田がデザイン本部長になったときに提案したものです。マツダは80年代から動態デザインの理想形を追い求めて来ましたが、先代デミオの時点で既に前田の中に魂動の芽のようなモノが生まれていたのでしょう。

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森口 将之
筆者森口 将之

1962年東京都生まれ。モータージャーナリスト&モビリティジャーナリスト。自動車専門誌の編集部を経て1993年フリーに。各種雑誌、インターネット、ラジオなどのメディアで活動。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。グッドデザイン賞審査委員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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