【新旧比較】「マツダ デミオ」の新型と旧型を比較してみた/渡辺陽一郎(1/4)

【新旧比較】「マツダ デミオ」の新型と旧型を比較してみた/渡辺陽一郎
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マツダ デミオの新型と旧型を比較!

マツダ 新型デミオマツダ 旧型デミオ

1.3リッタークラスのエンジンを搭載するコンパクトカーは、小型車の中でもサイズが特に小さい。「低燃費と低価格」を特徴にすることが多く、最近は小さいながらも全高を上げるなどして居住性を向上させ、ファミリーカーとしても使いやすい車種が増えた。いずれも実用指向で、クルマ好きの間では話題になりにくい。

ところがマツダ「デミオ」は、3代目の旧型(先代型)でクルマ造りを一変。全高を1500mm以下に抑えて、スポーティーな雰囲気を身に付けた。

そして4代目の新型では、外観については旧型のデザイン路線を踏襲しながら、エンジンからプラットフォームまでメカニズムの大半を刷新させている。

最も注目されるのは1.5リッターのクリーンディーゼルターボエンジンを搭載したこと。ボディ剛性やサスペンションも熟成され、「走りの楽しいコンパクトカー」に仕上げた。

進化度数の基準

それでは今回も、分かりやすい進化度数の基準として採点表を設定し、劇的な変化から、これまで「何となく変わったかも」程度だった違いまで、進化の度合いを徹底的に採点していこう!

ボディスタイル&サイズ

マツダ 新型デミオマツダ 旧型デミオ

新型デミオは旧型に比べてボディを少し拡大させた。全幅は5ナンバーサイズに収まる1695mmで同じ数値だが、全長は160mm伸びて4060mmになり、4mの枠を超えた。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)も80mm拡大されて2570mm。全高は25mm高まって1500mmとなっている。

ホイールベースが伸びても、最小回転半径は4.7m(16インチタイヤ装着車は4.9m)だから旧型と同じだ。取りまわし性はさほど悪化していない。

外観のデザインは、サイドウインドウの下端を後ろに向けて持ち上げたウェッジシェイプになる。旧型もこの手法を使ったが、新型ではサイドウインドウの傾斜が強まった。外観の躍動感が強調される半面、斜め後方と真後ろの視界は良くない。コンパクトカーは買い物などに使われ、駐車場などで後退するケースも多い。購入する時には縦列駐車などを試しておきたい。

進化度数:2点/10点(もう少し頑張りましょう)

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内装のデザイン&居住性

マツダ 新型デミオマツダ 旧型デミオ

通常はホイールベースを拡大すると後席の足元空間が広がるが、デミオはほとんど同じだ。ホイールベースの拡大寸法の大半は、前席よりも前側に費やされ、アクセル&ブレーキペダルの位置を右側に約20mm寄せるなど運転姿勢の最適化に使われた。

そのために後席の居住性は旧型とほぼ同じ。身長170cmの大人4名が乗車して、後席の膝先空間は握りコブシ1つ少々にとどまる。ホンダ「フィット」の2つ半に比べるとかなり狭い。頭上の空間も狭めで、握りコブシが収まらない。

なので後席の居住性はほとんど進化していないが、前席は大幅に快適になった。前述のように運転姿勢が自然な印象になり、シートの骨格を「アクセラ」と共通化したことでサイズも十分。背もたれと座面にはボリューム感があり、路面からの振動を乗員に伝えにくい。

さらにインパネ周辺の質感も高まり、運転席と助手席は「アクセラスポーツ」並みに快適だ。

進化度数:5点/10点(順当に進化した)

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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