ポルシェ944からプジョー206GTi、そして現在の愛車VWポロGTIと、MT車ばかりを乗り継ぎ、カーライフにおいては「クルマとの対話」を何よりも重視するという黒木さん。同時に経済性も重視するため、これまでタイヤはカー用品店で販売されるお値打ち品を選んできたので、ミシュランタイヤにはご縁がなく、今回のモニターインプレッションでミシュランに初試乗となった。
以前、ディーラーで86を試乗した経験があるという黒木さん。今回の試乗では、「PilotSport3を乗り始めてすぐに純正タイヤを装着した86よりもグリップが高くなっていることがすぐに実感できたと話す。しかも、安心感を得られる安定したグリップ性能で、クルマがひとクラス上質になったと思えるほどでした。とてもやんちゃなハイグリップ系のスポーツタイヤとは思えない、上品でしっとりした感触。路面のつかみ具合がしっかり感じとれ、とても印象的だったと驚く。」
さらにドライバーの操作に間髪入れず反応を示すステアリングレスポンスの良さと、同時に自然で素直な反応の仕方が好印象だったようだ。
この日、都内でスタートした時点では雨が降っており、路面はヘビーウェット状態だったが、「普通のタイヤではよく聞こえる雨を拾う音がほとんど聞こえないことも驚きです。それでいて、ステアリングに伝わる情報が遮断されているわけではなく、雨の中でも路面を掴むグリップ感が常に感じ取れるところがすごい!」と、感動を隠しきれない様子。オデッセイに装着されたPrimacy3では、「PilotSport3と比べてソフトというより、適度な硬さがあるので、高速道路の目地段差を乗り越える際など、路面の手応えが非常にしっかりしているのが良いですね。PilotSport3と比べるとハイグリップではないはずなのに、路面の情報量が大幅に減っている
ことはなく、インフォメーションが豊かなので安心感が高いです」とコメント。箱根のワインディングロードでも確かなグリップ感が頼もしく、「総合力の高さを感じさせるタイヤだと思います」と語ってくれた。