ホンダ N-BOX -値引きは？燃費は？中古車は？- 国沢光宏の購入指南！(1/3)

＜その壱＞　ホンダ N-BOXの簡単解説！

2008年のリーマンショックの後、低迷するホンダの軽自動車立て直しのため、伊東社長自らが先頭となり抜本的な改革を開始した。

その成果として2011年12月、新世代軽自動車の第1作であるホンダ「N-BOX」が発売となった。

新設計されたシャシーは、ホンダお得意のセンタータンクレイアウトを採用。エンジンも第2期のF1を手がけたエンジニアが加わっている。

N-BOXの最大の特徴は、軽自動車の規格の中でクラス最大級の室内スペースを確保したところだ。

燃料タンクを運転席の下に置く「センタータンクレイアウト」を採用して後方のスペースを効率良く使えるようにし、さらにエンジンも小型化することでエンジンルームのスペースを抑えた。

その結果、乗りこんだ瞬間に「これは広い！」と感じさせるキャビンを実現。さらに横滑り防止装置VSAを全グレードに標準装備し、安全性でライバルを引き離した。

直近のマイナーチェンジでは30km／h以下で稼働する簡易型の自動ブレーキも用意するなど、発売後も時代の流れに置いて行かれないよう努力している。

＜その弐＞　ホンダ N-BOXの価格（価格帯）

ホンダ N-BOXのデビュー時にライバルを驚かせたのが、その価格設定だ。

一般的に5万円相当のオプションになる横滑り防止装置VSAやオートエアコンを標準装備しながら、124万円！ベストセラーだったダイハツ タントは横滑り防止装置無しで122万円だったのに。

安全性を重視するユーザーが増え始めていたこともあり、皆さんN-BOXに興味を示したというワケ。現行モデルも強い価格競争力を持つ 前述の通り今やこのクラスでも自動ブレーキは人気オプション。70％程度の装着率となっている。

N-BOXの場合、自動ブレーキとサイド＆カーテンエアバッグのセットになっている『あんしんパッケージ』を選ぶと129万9900円。

ライバルであるダイハツ タントはスマートキーやオートエアコン無しの自動ブレーキ付きが122万円。サイド＆カーテンエアバッグを選ぶだけで132万5000円になっ てしまう。

一方、スズキ スペーシアの場合、サイド＆カーテンエアバッグは設定無しの127万500円だから、N-BOXの価格競争力は強い！

「ホンダ N-BOX」の自動車カタログ・価格比較（自動車カタログリンク）