【ジュネーブショー2014】フォルクスワーゲン、「ゴルフ GTE」を世界初公開

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【ジュネーブショー2014】フォルクスワーゲン、「ゴルフ GTE」を世界初公開
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フォルクスワーゲンは、「ジュネーブモーターショー2014」(開催:3月4日~16日)において、プラグインハイブリッドシステムを採用した「ゴルフ GTE」世界初公開した。GTEは、これまでGTIとGTDで象徴されているゴルフシリーズのスポーティラインアップの第3弾モデルとなる。

プラグインハイブリッドのドライブシステムは、ゴルフシリーズではガソリン、ディーゼル、天然ガス、電気(EV)に続く5番目のドライブシステムとなる。

新型「ゴルフ GTE」は、ハイブリッドカー用のNEDC(=新欧州走行サイクル)複合モードで1.5L/100km(二酸化炭素排出量換算:35g/km)の燃費効率を実現し、完全な電動モードでも50kmの航続が可能。さらにハイブリッドモードでは、150kW/204PSの出力と939kmの航続性能を実現している。

卓越した加速性能で最高速は222km/h、0-100km/h 加速はわずか 7.6 秒を記録

フォルクスワーゲン ゴルフ GTE/ジュネーブモーターショー2014

新型「ゴルフ GTE」は、110kW/150PSの直噴ターボガソリンエンジン(1.4TSI)と、75kW/102PSの電気モーターという、2つのパワーユニットを搭載している。この2つが同時に働いた場合のシステム最高出力は150kW/204PSに達する。また、ボタンを押すだけで「e-モード」(電気駆動)に切り替わり、この場合でも、最高速度は130km/hに達する。最大航続は50km可能。TSIもフル稼働すれば、0-100km/hを7.6秒で加速し、ドイツのアウトバーンもしくはサーキットでは最高速度222km/hをマークする。

注目は、ガソリンエンジン+電気モーターにより、どの速度からでも卓越した加速性能を発揮することが可能な350Nmもの最大トルクを誇る点。それだけの高出力と高トルクにもかかわらず、「ゴルフ GTE」は、燃費効率面で世界トップクラスを誇る。

充電は、毎日の走行距離が短い場合、夜間に通常の家庭用電源で3.5時間ほどで100%フル充電となる。さらに、充電にウォールボックス(家庭のガレージ用)もしくは公共の充電ステーションを利用すれば、約2.5時間でフル充電が可能。また長距離の移動でも、ドライバーは市街地だけ、ゼロエミッションの電動モードで走るという設定を選択することができる。

プラグインハイブリッドシステム

フォルクスワーゲン ゴルフ GTE/ジュネーブモーターショー2014

ゴルフ GTEは110kW/150PSのガソリン直噴ターボエンジン(1.4TSI)と75kW/102PSの電気モーターを搭載しており、その2つを併せたシステムの総パワーは、最大150kW/204PSとなる。電気モーターは高電圧リチウムイオンバッテリーから電力の供給を受けており、液体を使った冷却装置を備えたバッテリーのエネルギー容量は8.8kWh。

またギアボックスは、ハイブリッド車用に3つのクラッチを備えた6速DSGを特別に開発して搭載している。電気モーターは、そのギアボックスハウジングの中に内蔵。そのほか、ハイブリッド車専用の重要なコンポーネントとして、パワーエレクトロニクス(バッテリーからの直流電流を交流電流に変換して電気モーターに流す)や充電装置があり、また、電動のメカニカルブレーキサーボとエアコンコンプレッサーが、電気モーターの力だけで走る「e-モード」時にも、「ゴルフ GTE」のブレーキとエアコンの確実かつ効率的な作動を司っている。

ゴルフスポーツラインナップ第3弾モデル~ブルーをアクセントに新登場~

フォルクスワーゲン ゴルフ GTE/ジュネーブモーターショー2014

<エクステリア>

GTEにおいて電気モーターの存在は、C字形のデイタイムランニングライトにより明確に表現されている。それ以外のフロントデザインは、GTIを思い起こさせるエクステリアとなっている。

もっともフロント部分では、GTIでは赤くしている部分を、GTEではブルーに変更。ヘッドライトの中にまで延長されたラジエターグリルの青色のバーは、フォルクスワーゲンの電気自動車の中でも、とりわけスポーティなキャラクターを表現している。

e-ゴルフ同様、4ドアのゴルフをベースにしたGTEは、LEDデュアルヘッドライトを標準装備。また、LEDテクノロジーは、ウインカーとパーキングライト、リアのスモークライトにも採用している。サイドのシルパネルやフラップ付のルーフエッジスポイラーも、GTI、GTDの仕様に準ずる。一方、足回りでは、GTE専用に、空力特性の優れた16インチ(標準)、17インチ、および18インチアルミホイールを開発した。

<インテリア>

エクステリア同様、GTEのインテリアも、ほかのゴルフGTシリーズ2モデルとの関係性を強く感じさせスポーツ感があふれる。こちらもエクステリア同様、GTIで赤が用いられたインテリアの細部をブルーに変更。フォルクスワーゲンのe-モビリティを表すブルー色は、このモデルのシート、ステッチ、ファブリックで魅力的なアクセントとなっている。レザーステアリングホイールやフロアマットの縁取り、シート、シフトレバートリムに用いられたライトブルーのステッチ及びシフトノブのブルーの化粧材といったアイテムが、GTEのエクステリアのディテールと見事にカラーコーディネートされている。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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