【ジュネーブショー2014】日産、e-NV200を出展

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【ジュネーブショー2014】日産、e-NV200を出展
日産「e-NV200」/ジュネーブ・モーターショー2014 日産「e-NV200」 画像ギャラリーはこちら

日産自動車は、3月4日(火)からスイスで開催される「第84回ジュネーブモーターショー」に、優れたランニングコストを実現する100%電気商用車「e-NV200」を出展する。

同車は、ゼロ・エミッション領域における日産のリーダーシップをより確固たるものにすると同時に、コンパクトバンの市場に大きな革新をもたらすモデル。日産は、「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー2011」を受賞しているEV「リーフ」と、「インターナショナル・バン・オブ・ザ・イヤー2010」を獲得している「NV200」、その両車種の最適要素を組み合わせて誕生した「e-NV200」の投入により、「リーフ」と合わせて、グローバルで販売するEVを商品ラインアップに2車種取り揃える、初めての自動車メーカーとなる。

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日産「e-NV200」

「e-NV200」の優れたパフォーマンスを実現する100%電動のドライブトレインは、高い評価を得ている「リーフ」のコンポーネントがベースとなっている。「NV200」が誇るクラストップレベルの積載能力とあわせることで、排出ガスや騒音を抑えつつ、人やモノを快適に運ぶ、実用的で汎用性の高い電気商用車が完成した。

5月に販売を開始する欧州市場では、「バン」、5人乗りの「コンビ」、そして、乗用の「エヴァリア」を投入。「e-NV200」は、ビジネスユースをメインに想定しているモデルだが、プライベートユースのユーザー、例えば、大人数の家族などにも、魅力的な仕様となっている。

「e-NV200」の航続距離170km(欧州NEDCモード)は、同クラスのバンを利用しているビジネスユーザーの49%が一日に平均して走行する距離100kmよりも長いものとなる。最大積載量と荷室スペースは「NV200」と同等を実現した。日本のJC08モードとは測定方法が異なる。

バッテリーは夜間に家庭用電源(16A/単相/3.3kW)から充電することができ、32A /6.6kWの電源を利用した場合には、充電時間を4時間に短縮することができる。チャデモ専用の50kW直流急速充電器を利用した場合には、30分で80%の充電が可能となっている。現在、ヨーロッパ各地には、チャデモ急速充電器が1000基以上設置されており、加えて、多くの企業が、専用の急速充電設備を、自社倉庫や事務所に設置している。

欧州日産の販売マーケティング担当SVPであるギヨームカーター氏は、「『e-NV200』は、世界で一番売れているEV『日産リーフ』と二人三脚となって、ゼロ・エミッション領域のリーダーたる当社の地位を、一層高めてくれるでしょう。『NV200』の単なるEV化ではなく全面的な設計見直しを行った『e-NV200』は、高い競争力を備えて、市場にデビューします。」と述べている。

また、欧州日産の電気自動車担当ダイレクターであるジャンピエールディアナズ氏は、「e-NV200」が商用EV市場にもたらすメリットについて、次のようにコメントしています。「確かな信頼と効率の良さを誇る『e-NV200』の電動パワートレインは、停止・発進の頻度が高い商用ユースに、非常に向いています。騒音や振動による負担が少ないゼロ・エミッションの『e-NV200』は、環境にも人にも優しく、ハードな業務に従事する宅配ドライバーやタクシードライバーの皆さまに大きなメリットをもたらします。また、優れたランニングコストも、大いに喜ばれるでしょう。」と語った。

「e-NV200」は、ベースモデルこそ存在したものの、新規開発モデルに引けを取らないほどのエンジニアリングプロセスを経て開発された。ドライブトレインにおいては、ベース車「NV200」が誇る広い荷室スペースを損なうことなく、「e-NV200」がビジネスシーンで担う役割を考慮した上での、さまざまな再設計がなされている。

これまでに、ヨーロッパと日本を中心に世界各地で、多くの企業や自治体と実証運行を行ってきた。フェデックス、コカ・コーラ、DHL、IKEA(イケア)、ブリティッシュガス、EDF(フランス電力会社)、日本郵便などにおいて、日常業務にて、「e-NV200」のモニター車両を実際に使用してもらい、ここで得られたドライバーや車両管理担当者の方々からのフィードバックを踏まえて、最終仕上げされた「e-NV200」が、いよいよ、スペインのバルセロナ工場にて量産される。

ダイレクターのディアナズ氏は、「『e-NV200』は、バンやタクシーをはじめとする商用車の概念を根底から覆し、さらには、私たちが暮らす街の中心部の環境や景色も変えてくれるでしょう。」と付け加えて語った。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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