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【DESIGNER’S ROOM】マツダ 新型「アクセラ」デザイナーインタビュー/マツダ デザイン本部 チーフデザイナー 田畑 孝司 (3/5)

この記事に登場する車: マツダ アクセラスポーツ | マツダ アクセラ

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オートックワン編集部・MAZDA
目指したのは「チーターが疾走する姿」

目指したのは「チーターが疾走する姿」

AO:ボディサイドでこだわった点を教えてください。

T: 一つはベルトラインの高さと傾きです。ここでは、クロームのラインを下だけにしています。アテンザは全周に回していますが、そうするとラグジュアリー感の強調になってしまう。今回欲しかったのは、下のラインが途中で上昇に転じる、キックアップの記号性です。デミオから採用したこのラインを、質感高く際立たせ、リアのフェンダーに全体の重心が乗って、後ろから蹴り出すような塊感を出したい。それを象徴的に見せたいと考えました。

AO:以前、デザイン本部長の前田さんに伺ったとき、チーターの走る姿を参考にしたと言っていましたが、その点は同じですか。

T: はい、新型アクセラの造形も、チーターからインスピレーションを受けています。美しく走るという意味では、チーターじゃないとダメだと思っています。頭が小さくて、尾が太くて、前後でバランスを取って走る姿勢のバランスがいいのです。アクセラも同様に、止まっていても走っていても美しくなくてはいけないですから。

◎参考:

■マツダ デザイン本部長 前田育男 インタビュー [2012年6月28日]

セダンとハッチ、リアドアが共通化された意外な理由

AO:アクセラスポーツとセダンのリアドアを共通にした理由は。

T: 最初は「できません!」と自信を持って言ったのですが、進めていくうちにいっしょにできそうになって、共通にしました。結果論です。前後のフェンダーの塊で作ったようなデザインですから、ベストな一つのバランスでは同じになるのは自然なことだと気が付きました。

でもドアから後ろのお尻の傾け方をどうするかに難航しました。ちなみにアクセラ スポーツとセダンのリアコンビランプは全く別物で、デザインは似ていますが上から見るとスポーツは丸く、セダンはトランクの開口部があるために少しフラットになっていること、そしてワイド感を出すために幅方向に長いのが分かっていただけると思います。

AO:セダンはいわゆる3ボックススタイルではなく、クーペに近いデザインですが、これは狙ったのでしょうか。

T: 最初から3ボックスではなく、クーペに近いフォルムを狙っていました。一時期、セダンのリアオーバーハングを伸びやかに、スッと抜けていくスタイリングを目指そうと思った時期もありましたが、アテンザに似てくるし、Cセグメントに見えないので、スポーツと同じように、リアタイヤに重心を乗せて、前に押し出す感じを出しました。だからスポーツに似ていると思われるのは大歓迎です。

AO:ボディカラーについての考えを聞かせてください。

T: 魂動デザインのエモーショナルなボディを表現するには特別カラーの ソウルレッドプレミアムメタリック が必要です。

一方、同じような輝きを持つ 新色 として チタニウムフラッシュマイカディープクリスタルブルーマイカ を入れました。この2色は、今までのブラウンやブルーより魂動の造形を表現できていて、質感を見せるのに有効です。またホワイトのインテリアとのコンビネーションも非常に良いカラーです。チャレンジングな色でしたが、好評を博しています。

  1. Page1 【DESIGNER’S ROOM】マツダ 新型「アクセラ」デザイナーインタビュー/マツダ デザイン本部 チーフデザイナー 田畑 孝司
  2. Page2 セグメントを超えるダイナミックなフォルムを実現
  3. Page3 目指したのは「チーターが疾走する姿」
  4. Page4 一新されたインテリアデザイン
  5. Page5 どこを切っても一定ではない、エモーショナルな表現

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