

ホンダ・フリードハイブリッド
フリードは「モビリオ」の後継にあたる「ちょうどいい!」コンパクトサイズのミニバンで、ハイブリッドは2011年10月のマイナーチェンジを機に投入されたモデルとなる。ハイブリットシステムはホンダお得意のIMA方式を採用し、1.5LエンジンはCR-Zと共通で、モーターだけで走るEV走行モードこそないが、システムがコンパクトかつ軽量、低コストというメリットを持っている。また、大人数の乗車を考慮し、最大トルクを1000~1500rpmで発生させたり、ギア比を低めに設定することで、ミニバンの立派なボディサイズでも発進加速は力強い。
常にエンジンがかかっているアシストタイプのモーターゆえ燃費は21.6km/lに留まるが、ガソリンモデルは最高16.6km/l(G FF・JC08モード)の燃費や、3列シートのミニバンであることを考えると、十分以上に優秀だ。何よりコンパクトミニバンに「ハイブリッド」の概念を持ち込んだ功績は大きい。
なお、2列目シートが左右独立した6名乗りのほか、上級グレードの「ジャストセレクション」では2列目がベンチシートになる7名乗りを選択することも可能。さらにスポーティなモデルがお望みなら、3列シートを持たない5名乗りの姉妹車「フリード スパイク」もある。