カーソムリエ学生選手権で選ばれた学生3名による、ジュネーブモーターショー2013速報レポート!【1日目】

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カーソムリエ学生選手権で選ばれた学生3名による、ジュネーブモーターショー2013速報レポート!【1日目】
(左)Yutaさん/(中)Blazeさん/(右)ttrsさん (左)Blazeさん/(中)Yutaさん/(右)ttrsさん ジュネーブモーターショー2013にてモータージャーナリストの西川淳氏とオートックワン特派員たち Blazeさん Yutaさん ttrsさん 画像ギャラリーはこちら
(左)Blazeさん/(中)Yutaさん/(右)ttrsさんジュネーブモーターショー2013にてモータージャーナリストの西川淳氏とオートックワン特派員たち

カーソムリエ学生選手権において、ジュネーブへの切符を手にした3名によるジュネーブモーターショー2013の速報レポート!

※カーソムリエとは

ジャーナリストではない彼らがオートックワン特派員として選抜され、スイスで開かれたジュネーブモーターショーへ参加。日本では味わえない海外の自動車ショーを直接肌で感じ、見て、聞いた事を、若い彼らの視点でレポートいたします。

日本とヨーロッパの自動車文化の違いにも、ビックリしていた3名の特派員。これからの時代を担う彼らが見た海外ショーで感じたこととは!?

後日、飯田裕子さんを交えたさらなる詳細レポートもお送り致しますが、まずは速報にて3月7日現在、まだ現地に居る彼らから届いた第一報をお届け致します!

Blazeさん

カーソムリエ検定ベストスコア:100点/カーソムリエランキング:2位

所有しているクルマ:マツダ ロードスター

Blazeさん

ジュネーブモーターショーを一単語で表わすなら“円卓”だろう。

例えば、東京モーターショーでは日本メーカーのイメージが強く、フランクフルトモーターショーではドイツメーカーのイメージが強い。しかし全ての自動車メーカーが他国から訪れるジュネーブモーターショーにおいては、どこか特に強いイメージを持つところは無い。

だから、各メーカーに対してイメージが先行せず、国の違いはもちろん、大規模メーカーも小規模メーカーも隔たりなく平等に扱われる”円卓”のような雰囲気を感じた。

また、この雰囲気は自動車メーカーの間だけでなく、会場にいる人々にも感じた。スイスや周辺四ヶ国はもちろん、様々な国から異なる人々が集まる。

しかし、どの国の人々もアンヴェイルを固唾をのんで見守る姿や、発表されたクルマに群がる姿等、鬼気迫るものがあった。クルマに対するアツい想いを持っているという共通項があれば、国や人種といった違いを超えて“クルマ好き”という計りで平等に扱われるという雰囲気も“円卓”のような雰囲気を感じた一因だろう。

国を超え、メーカーも人もクルマの前に平等である。そのような雰囲気を、プレスカンファレンスを回った一日目に感じた。

Yutaさん

まず感じたのは、性別、人種、国籍を問わずどの人も様々な形で車を愛していることが感じられた、ということでした。

規模の大きなメーカーではチーフエンジニアが壇上に上がり企業の業績、今後の展望などを説明していましたが、その人が自分の携わる車を愛して開発をしていたんだろうという印象を受け、チューナー等の小さなメーカーでは、大きなメーカーと違って小さいけれどどこにも負けない技術がある、そのようなプライドを持って語っていたのが印象に残りました。

各メーカーの技術的な説明では、どのメーカーも二酸化炭素排出量と燃料消費率を強調していましたが、ただエコロジーであることを唱えるだけでなく、エモーショナルであることも強調していました。

それはA,B,Cセグメントではもちろんですが、AMGやALPINAのようなハイパフォーマンスモデルの方がより強くアピールしていたように感じました。

確かに日本のショーでも環境対策については近年特に盛んに唱えられていますが、エモーショナルという点では欧米メーカーの方がまだまだ先を行っているのかな・・・という印象でした。ですが、レクサス広報の本間さんに自動運転についてのお話を聞くと、あくまでも補助の装置であり、好きなところへ自分の手で運転していくことが大前提である、ということを聞いて安心したとともに楽しみでもあるな、と思いました。

また、欧州のメーカーは長い歴史を武器としてブランドイメージを高めている印象でしたが、それに甘えることなく、新しい顧客を生み出すべく歴史という柵にとらわれることがない新しいイメージの車を開発しているのも印象的でした。

そのようなモデルでは、走りや性能を全面にアピールするよりもむしろ、ダンサーが踊ったり有名なアーティストが演奏したりしてクルマというよりもエンターテインメントの1つとして若者に向けてアピールを積極的にしていました。

ただ走るだけの道具ではなく、エンターテインメントの1つとしての自動車、という事をアピールすればもっと皆がクルマを好きになるのではないか・・・街行くクルマやショーを見て、そう感じました。

ttrsさん

初めて海外のモーターショーへ参加して、それまで媒体を通してだけでしか見ることの出来なかった車や現場の雰囲気、空気感を味わえて感慨深かった。

日本では販売していない車に乗り込んで直接質感を確かめる事も出来たし、間近で見たカンファレンスでのショーはとても手の込んだ、迫力あるものだった。

世界中のジャーナリストに囲まれた第一線の空間で、外国語でプレゼンテーションを聞くのも凄く新鮮で、一生忘れられない体験となった。そのプレゼンテーションにも、どの商品を売るか、どの顧客に売るかで各企業毎に色を感じられ、これから目指す方向性や最先端のトレンドを知ることが出来た。

企業のトップや開発者から直接お話を伺うことが出来たのも良かった。特に印象に深かったブースはメルセデスで、それまでのストーリー性を強調した高貴でお固い印象から、人気歌手を呼んでコンサートをしたり、手の届きやすい価格帯の低いモデルを出す事で、顧客の若返りを図ろうとする工夫が感じられた。

それと、世界中が注目するフェラーリの記念すべきスペチアーレのアンベールの場に立ち会えたことにも感動した。

今回は何もかもが初めて尽くしで、時間があっという間に過ぎ去ってしまったので、今度は細かいとこまで見て行けたらと思う。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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