日本にない日本車「北米トヨタ ハイブリッド車」編/桃田健史(1/3)
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- 筆者: 桃田 健史
北米版アクア「プリウスc」の販売が伸びないワケ?
日米で、随分と異なるハイブリッド車事情___
アメリカは、日本よりも「プリウス」と車名の付くクルマが多い。日本ではプリウスαと呼ばれる「プリウスv」、プリウスPHVは「プリウスプラグイン」、そして日本でのアクアはアメリカでは「プリウスc」と呼ばれている。
アメリカでは、これらは纏めて「プリウス・ファミリー」と称されている。プリウス・ファミリーの販売台数は、本家「プリウス」を含めて23万6,659台(2012年実績)。内訳は「プリウス」が14万7,507台、これは日本の実績のほぼ半分。「プリウスv」が4万669台、「プリウスプラグイン」は1万2,750台だ。
そして、日本では飛ぶように売れたアクアこと「プリウスc」は3万5,733台しか売れていない。これは日本の販売実績の僅か13.5%という低水準だ。
どうして、「プリウスc」はアメリカでは売れないのだろうか?
その理由は単純、“ボディサイズが小さい”からだ。
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