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イベントレポート 2012/10/2 21:15

ダンロップ 新時代のタイヤ作りを密着レポート ~先進技術を求め、本社研究所に突入!!~ 前編(2/2)

Text: 今井 優杏 Photo: オートックワン編集部
ダンロップ 新時代のタイヤ作りを密着レポート ~先進技術を求め、本社研究所に突入!!~ 前編

摩耗エネルギー測定装置

磨耗エネルギー測定装置磨耗エネルギー測定装置

次に拝見したのは、摩耗エネルギー測定装置。この装置では、乗用車と軽トラックの摩耗エネルギーを測定しています。

装置の中ではタイヤが前後左右に擦られているんですが、ガラス越しのデータ解析室はとても清潔で静かでした。

摩耗エネルギーは面内応力×すべり量で計算されるのですが、これによりタイヤのライフや、バーストにも繋がりかねない偏摩耗のテストが行われています。

一回この装置にかけてしまえば、あとは勝手に機械が8時間に及びデータを回収してくれるということで、新パターン開発検討の精度を上げたり、膨大な時間がかかる実路試験の代替えとして開発期間の短縮に貢献しているとのこと。

開発期間が短くなれば、最新技術が早く手元の商品に反映されますし、開発コストが低減されれば商品も安くなる!

ここにも低コスト化の秘密がありました。

インサイドドラム試験機

インサイドドラム試験機インサイドドラム試験機

さてさて次は何かなぁとドアを開けたら巨大なドラムがど~ん!

中はマイナス5度、凍えるほどに寒い!!機械の内側はカッチカチ・ツルツルに凍ってる!

これがなんと、世界に2台しかない(※導入当時)というダンロップが誇る“インサイドドラム試験機”。 ザ・逆転の発想で、直径3メートルの巨大なドラムの内側に路面を作り、その内側にタイヤを架空で走らせて走行・制動性能を試験するというもの。

その大きさ・迫力にビックリ!

見学させていただいたとき、路面はアイスバーンが設定されていました。そりゃ寒いはずです。しかしこの機械のスゴイところは、氷上だけではなく、レイン・ドライと自由に路面を張り替えたり・乾かしたり・濡らしたり…ができること。

実際に機械の横には様々な路面がまるで建築現場のコンクリート壁のように山積みされてました。

天候に左右されないため、精度の高いデータが採取できるということに加え、年中スタッドレスのテストがでえきるという利点も。

タイヤ転がり抵抗試験機

タイヤ転がり抵抗試験機

4つ目に見学した装置は、「タイヤ転がり抵抗試験機」。

現在タイヤにはラベリング制度が導入され、この機械が測定する転がり抵抗を表示しなくてはいけません。

そのデータを計算しているのがこちら。動荷重半径を測定しています。

室内は正確なデータを採取するため、±25度に設定され、またこの試験機にかける前に同室温に設定された前室に3時間置いて馴染ませてから機械にかけられます。

通常は80km/hで計測されていますが、自動車メーカーへのOEMタイヤなどはもっと速度域を上げてのデータも採るそう!

そのほかにも通路からトレッドパターンを手彫りする職人さんの背中が見えたり、とても興味深い見学でした。

“最新技術×マンパワー”なのですね!

若い職人さんや女性職員さんが多かったのもとても印象的でした。

次回はテストコースにてプロトタイプタイヤの試乗レポート!

テストコースにてプロトタイプタイヤを試乗している様子

というわけで今回の調査報告はここまで!!

へっ、普通に社会科見学!?

そんなことはありません!! 今回は、研究所見学の模様をお届けしましたが、後編では、場所を岡山のテストコースに移し、プロトタイプタイヤの大試乗会の様子をお届けしちゃいますっ!

さらに、これからエコタイヤについても語っちゃいますよ☆

次号、震えて待て!

筆者: 今井 優杏
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