フォーアールエナジー 商品戦略部兼海外事業部マネージャー 上野貴文 インタビュー(1/5)
- 筆者： 御堀 直嗣
- カメラマン：佐藤靖彦
リチウムイオンバッテリーの第2の活路を模索する企業“フォーアールエナジー社”をクローズアップ
日産自動車は、2010年12月のリーフ発売を前に、同年9月、住友商事との合弁会社、フォーアールエナジーを設立した。これは、電気自動車で使い終えたリチウムイオンバッテリーの2次利用の可能性を調査し、事業化する会社である。これによって、まだ大きな容量を残す使用済みリチウムイオンバッテリーの再使用が促され、電気自動車の価格低減を実現するとともに、限られた資源を使い切るビジネスに自動車メーカー自ら着手することにもなる。
この事業立ち上げの段階から関わる日産出身の技術者、上野貴文に、リチウムイオンバッテリー再利用ビジネスを語ってもらう。
上野貴文 プロフィール
1975年：5月20日 鹿児島県生まれ
1998年：3月 東京工業大学工学部卒業
1998年：4月 日産自動車入社 材料技術部配属
2007年：4月 EVエネルギー開発部
2009年：7月 ゼロエミッション事業本部 ZEV企画グループ
2010年：9月 フォーアールエナジー社出向
【PR】MOTAおすすめコンテンツ
1955年東京出身。自動車ジャーナリスト。玉川大学工学部機械工学科卒業。1978年から1981年にかけてFL500、FJ1600へのレース参戦経験を持つ。現在ではウェブサイトや雑誌を中心に自動車関連の記事を寄稿中。特に技術面のわかりやすい解説には定評がある。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。また現在では電気自動車の普及を考える市民団体「日本EVクラブ」副会長を務める。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
この記事にコメントする